ご存知ですか?クルマの「A/C」ボタンの意味 夏場だけでなく、冬場にも活躍…ただ、燃費が悪くなるから上手に使って

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

温度調整で知っておくべき他のボタン

車には、A/Cボタン以外にも温度調整に役立つボタンが多くあります。

▽内気循環/外気導入

内気循環と外気導入は、それぞれ「車内の空気を循環させ、外気が入るのをある程度抑える」役割と、「外からの空気を取り込む」役割のボタンです。以下のように、目的に応じて使い分けると効果的に換気や温度調整ができます。

【内気循環】
・周囲の排気ガスの臭いを取り込みたくない
・車内の冷たい風を循環させたい

【外気導入】
・窓ガラスの曇りを取りたい
・外の空気を取り込んで換気したい
・車内にこもった熱を外に出したい

特に使い分けが重要なのは、夏に車内を冷やしたい時です。エンジンをかけた直後は車内の熱を取り除くために外気導入を、車内が冷えてきたら外から暑い空気が入らないよう内気循環を使いましょう。

▽AUTOボタン

最近の車は、オートエアコンが主流です。「AUTO」ボタンは車内環境が快適になるよう自動調節してくれるボタンで、設定温度に合わせて冷風/温風のバランスや風量を調整します。さらに最近では、風向や内気循環/外気導入まで自動調整する車もあります。

AUTOボタンを押すと、自動でA/CボタンがONになる車が多いです。ただし、AUTOボタンを押していても、A/CボタンがONにならない車の場合、A/CボタンがONでなければ冷風は出てきません。夏場は「AUTO」「A/C」ともにONにすると良いでしょう。

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【監修】中古車のガリバーが運営・クルマのギモンにこたえるサイト「norico」編集長・村田創
中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!

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