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【素朴な疑問】ISOFIXを徹底解説! メリット、取り付け方、対応車種の調べ方

村田 創(norico by ガリバー) 村田 創(norico by ガリバー)

みなさんはチャイルドシートの固定方式ISOFIX(アイソフィックス)をご存じですか。本記事では、ISOFIXの概要やメリット(魅力)、種類、取り付け方、対応車種の調べ方を解説します。

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ISOFIX(アイソフィックス)とは?

ISOFIX(アイソフィックス)とは、国際標準化機構(ISO)が定めたチャイルドシートの固定方式です。

シートベルトでなく金具を使い、簡単かつ正確にチャイルドシートを固定できる(=ミスユースが少ない)仕組みになっています。従来のシートベルト固定方式に比べて製品価格は高いですが、手軽さと安全性の高さが魅力です。

▽確実で安全な取り付けを目的に誕生

ISOFIXは、チャイルドシートのミスユースの多さから誕生しました。従来のシートベルト固定方式は、腰ベルトの締め付け不足や座席ベルトの通し方ミスなど、ミスユースが多いです。チャイルドシートの使い方が間違っていれば、子どもの命は危険に晒されます。そのため、国際標準化機構は簡単で確実、安全な取り付け方法としてISOFIXを定めました。

▽現在は新基準「i-Size」対応製品もある

近年は「i-Sizeチャイルドシート」と呼ばれるものも販売されています。i-Sizeは欧州で制定された最新の安全基準であり、従来の前面衝突試験に加えて側面衝突試験も課されます。

i-Sizeチャイルドシーㇳであれば高い安全性が期待でき、かつ、すべてISOFIX取付の製品です。該当製品一覧は「チャイルドシート安全比較BOOK」(左記リンクは2025年版)で確認できます。

ISOFIXの種類

ISOFIXには、以下のように2種類の取り付け方法が存在します。

・サポートレッグ方式
・トップテザー方式

どちらもチャイルドシートの土台部分はISOFIXコネクターで固定しますが、もう1ヶ所の固定方法が異なります。

▽サポートレッグ方式

サポートレッグ方式は、長さ調整のできる支えを足元に設置するタイプです。

トップテザー方式の製品と比べてチャイルドシート自体を回転できる製品が多く、子どもの乗せ降ろしが楽です。一方で、足元に荷物を置きにくく、車種によっては上手く固定できない場合もあります。

▽トップテザー方式

トップテザー方式は、チャイルドシートの上部にあるトップテザーを車の固定金具と連結して固定するタイプです。

サポートレッグ方式と比べて足元に荷物を置きやすいですが、乳児~幼児用に多い回転式の製品が少ないというデメリットがあります。

【品質が気になる場合は安全性能評価を参考に】
国土交通省と自動車事故対策機構は、毎年「チャイルドシート安全比較BOOK」を公表しています。これは、一部のチャイルドシート製品の安全性能評価の結果をまとめた冊子です。この冊子を見れば、新しい製品の安全性能が確認できますし、過去の製品もこちらから検索することが可能です。

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