【新NISA】利用している人は4割弱…“つみたて投資枠“での毎月の積立平均金額は?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

2024年1月から「成長投資枠」と「つみたて投資枠」を同時に利用できるようになる「新NISA」が開始されました。家計診断・相談サービス『オカネコ』を運営する株式会社400F(東京都中央区)が「オカネコ 新NISAの利用意向調査」を実施したところ、「新NISAの利用率」は4割弱であることが分かりました。また、“つみたて投資枠“での毎月の積立平均金額は「6万689円」と高い傾向であることも分かったそうです。

調査は全国の同サービスユーザー男女1594人を対象として2024年1月にインターネットで実施されました。なお、回答者の年代は、20歳未満(0.5%)、20代(6.8%)、30代(18.4%)、40代(26.9%)、50代(27.7%)、60代(14.7%)、70代以上(5.0%)となっています。

調査によると、「新NISAの認知度」は86.6%。その一方で、「新NISA制度が導入されたことを知っている」と答えた1380人のうち、32.4%が「新NISA制度の内容について把握していない」と回答しており、3人に1人は新NISA制度が導入されたことは知っていても内容までは把握できていないことが分かりました。

さらに、「新NISAの利用率」については、「利用している」が37.8%、「利用を検討している」が20.0%、「利用していない」が42.2%という結果になりました。

新NISA利用している602人に「利用の目的」を複数回答可で聞いたところ、「余剰資金を増やすため」(69.9%)や「老後の資金を貯めるため」(63.5%)に回答が集まり、余剰資金を上手く資産運用に回し、将来の資金対策をしている人が多い傾向が分かりました。

新NISAでは、つみたて投資枠の年間非課税投資枠が40万円(月3.3万円)から120万円(月10万円)になりました。そこで、「新NISAの毎月の積立金額」を教えてもらったところ、「9万円以上~10万円未満」(36.5%)、「5万円以上~6万円未満」(15.3%)、「3万円以上~4万円未満」(10.1%)などに回答が集まり、毎月の積立平均額は「6万689円」となりました。

ちなみに、年代別で平均積立額を比較したところ、「20代」(4万5465円)、「30代」(5万8973円)、「40代」(6万1703円)、「50代」(6万5224円)、「60代」(6万3444円)、「70代以上」(6万9000円)となり、20代を除く全世代で5万円以上と投資額が高いことが分かりました。なお、2022年に実施された調査の「旧NISA・つみたてNISAでの毎月の積立平均額」と比較すると、3万7273円の大幅増加となっています。

一方、新NISAを利用していない167人に、その理由を答えてもらったところ、「新NISAを利用するまでの手続きが面倒・億劫だから」(28.1%)や「新しいNISA制度とこれまでのNISA制度の違いがわからず、具体的な行動に移せない」(24.0%)といった回答が上位に挙げられたそうです。

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【出典】
▽株式会社400F「オカネコ」調べ/【新NISAの利用意向調査】新NISAの利用率は約4割。“つみたて投資枠“での毎月の積立平均金額60,689円と高い傾向に!
https://okane-kenko.jp/media/survey_2401/

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