就活情報サイト『就活の教科書』を運営する株式会社Synergy Career(大阪市北区)は、同サイト公式LINEの登録者111人を対象に「24卒から26卒のホワイト企業の認識」に関するアンケート調査を実施しました。その結果、就活生が考えるホワイト企業の特徴は「福利厚生が充実している」が最多となりました。また、就活生がホワイト企業だと思う年収の平均は「533万円」でした。
調査は2023年12月~2024年1月の期間にインターネットで実施されました。
調査によると、就活生の4人に3人が「就活中にホワイト企業を意識」(かなり意識していた22.5%・意識していた53.2%)していたことが明らかとなりました。
また、「ホワイト企業を探す手段」を複数回答で答えてもらったところ、「ナビサイト」(50.5%)、「就活イベント」(37.8%)、「合同説明会」(33.3%)といった回答が上位に並びました。
さらに「ホワイト企業かどうかを見極めるための手段」についても複数回答で答えてもらったところ、「評判・口コミサイト」(82.9%)、「ホワイト企業認定/アワード」(44.1%)、「OB訪問・会社見学」(42.3%)などが上位に挙げられました。
なお、「ホワイト企業認定/アワードを意識した」(かなり意識した14.4%・意識した28.8%)と答えた就活生は約4割、一方で「意識していない」(全く意識していない16.2%・意識していない15.3%)と答えた就活生も約3割みられました。
また、約半数の就活生が「評判・口コミサイトを信用している」(かなり信用している9%・信用している47.7%)と回答。ホワイト企業を見極める手段として8割を超える就活生が利用しているものの、信用をしている人はそのうちの5割ほどであることが分かりました。
次に、「ホワイト企業の特徴」を複数回答で答えてもらったところ、「福利厚生が充実している」(75.7%)、「年間休日数が多い」(62.2%)、「定時に帰れる・残業時間が少ない」(61.3%)など、時間に関する要素が上位に挙げられました。
一方、近年話題に上がる「リモートワークが完備されている」(27.9%)や「副業が許可されている」(20.7%)、「転勤・単身赴任がない」(11.7%)などは、ホワイト企業という点では、そこまで重視されていないことがうかがえました。
さらに、「ホワイト企業だと思う残業時間」を聞いたところ、「20時間以内」(41.1%)が最多となったほか、「10時間以内」(27%)、「30時間以内」(22.5%)なども挙げられ、平均は「21.3時間」でした。
また、「ホワイト企業だと思う年収」については、「400万円以上」(25.2%)、「500万円以上」(25.2%)などが上位を占め、平均は「533万円」でした。なお、国税庁によると日本の平均給与は「461万円」であることから、平均よりも高い年収をホワイト企業だと認識する人が多いことがうかがえる結果となりました。