大切な洋服だったのにうっかり色物と一緒に洗ってしまい、色移りしてしまった経験はありませんか。様変わりしたお気に入り服の様子に、ショックを受けたことのある人も少なくないのでは。でも着れなくなったと諦めるのはまだ早いようです。お役立ち情報を発信している、ハンズの公式インスタグラムアカウント(handsinc.official)では、衣類の色移りの落とし方について紹介しています。
そもそも色移りはなぜ起こる?
洗濯物の色移りが起きるのは、染料が定着する度合いを表す、布類の「染色堅ろう度」の低さが原因のようです。低い場合、摩擦が起きたり衣類が水に濡れたりした時に、他の衣類へ色移りします。色移りしやすい条件として「染料を定着させにくい繊維・染色方法」「染料の色が濃いこと」「良質でない染料を使用」といったことが考えられるそうです。
なお、色移りした洗濯物が乾くと染料の定着度が高まってしまうため、ハンズでは「気付いたら洗濯物が濡れているうちに正しく対処することが必要しましょう!!」と呼びかけています。
どうやって落とすのが正解?
気になるのが肝心な落とし方。基本の方法だけでなく、時間が経ってしまった色移りや、デリケートな素材への対処法について、以下のように紹介しています。
◇ ◇
▽「中性洗剤・弱アルカリ性洗剤」が基本
①お湯は50℃を使う
②通常の2、3倍の洗剤を使う
③洗剤につけ置きした後で洗濯機にかける
…50℃以上になると布類の染料は溶けやすくなりますが、50℃以上のお湯に非対応の洗濯機もあるので、事前に確認が必要です。
▽時間が経過した色移りには「酸素系漂白剤」
①50〜60℃のお湯をバケツに入れる
②酸素系漂白剤を適量入れる
③つけ置きを約30分行い、通常通りに洗濯機で洗う
…生地へのダメージを考えると、つけ置きは長くても2時間までにしておきましょう。バケツにタオルを巻いて保温することで、より高い効果が期待できます。
▽デリケートな衣類には「液体の酸素系漂白剤」
①30℃程度のお湯を使用する
②液体の漂白剤を入れてつけ置きする
③ゴム手袋をした手で軽く押し洗いし、すすぐ
…サテン・シルクなどのデリケートな衣類におすすめの方法です。
ハンズが教える予防法で色移りを防ごう
色移りを予防するためには、「色物と白い衣類を分け、40℃以下で洗濯」したほうがよく、洗濯後すぐに干すことも大事なポイントの一つだといいます。
また、ハンズのおすすめアイテムとして、衣類から出る色素や汚れを吸着し、色移りを防止する特殊シートも紹介しています。便利グッズも合わせて使うと、日々の洗濯が楽になりそうですね。
▽出典:ハンズ公式インスタグラム/諦めずにトライしてみよう!!色移りしたときの落とし方
https://www.instagram.com/p/C1CMSXyJnXL/