洗濯地獄から救ってくれた「ドラム式洗濯乾燥機」は”如来様” エラー音の原因には「私も!」の声続々 

金井 かおる 金井 かおる

 エッセイ漫画家でWEBサイトなどで連載中の「こしいみほ」さん(@541miho)の作品「ドラム式乾燥付洗濯如来様」が話題です。

 こしいみほさんはこの春から小学2年生と年中さんになる2児のお母さん。育児や家事での出来事を自身のTwitterやInstagramでも公開し、親御さんたちの共感を集めています。

 作品の中でお子さんが生まれた当時を振り返り、赤ちゃんの衣類の洗濯を「私にとって無限の地獄」と表現。常に天気予報と向き合いながら、大量の衣類を洗って、干して、取り込んで、元の場所に戻すの繰り返し。その間にも増える洗濯物。空模様に右往左往しながらの洗濯は、地獄で石を積んで塔を作っては鬼に崩される「賽(さい)の河原」のようだと嘆きました。

 しかしある日のこと、洗濯機が水漏れを起こし、買い替えのチャンスが巡ってきます。「せっかくなら乾燥付きにしてみる?」。夫の提案で念願だったドラム式洗濯乾燥機を迎え入れます。時短はもとより、お天気を気にすることなく乾燥したタオルに「天の羽衣のよう」と喜びます。

排水溝に詰まっていたのは、まさかの…

 ドラム式洗濯乾燥機を「如来様」とあがめるこしいみほさんに話を聞きました。

──作品を読み、ドラム式洗濯乾燥機の快適さが伝わってきました。

 「ドラム式洗濯乾燥機はパナソニックの最新機種だと1回あたりの洗濯+乾燥にかかる電気代は27円ほどだそうです。我が家の洗濯機は7年前に購入したものなので、異なる部分もあるかと思いますが、27円で天気を気にかけることや干して取り込む手間から解放されるのであれば、私にとってはじゅうぶん払う価値があると感じています」

 作中には購入して数年後、排水時にたびたびエラーが起こるシーンも描かれています。メーカー経由で修理を依頼したところ「こちらが排水溝の奥に詰まっていたようです」。原因はなんと布マスクでした。作品の読者からは「私も同じ経験あります!」といった声が多数寄せられました。どうもコロナによるマスク生活にはあるあるのエピソードだったようです。こしいみほさんは「洗濯ネットを使おう!」と呼びかけています。

──布マスクが詰まっていたことに驚きました。修理業者さんから今後の使用上のアドバイスはありましたか。

 「布マスクを詰まらせて排水ができなくなるケースは多いと伺いました。マスクだけでなく、靴下やハンカチも回転するドラムの隙間に入り込みやすいので、ネットに入れるようにアドバイスをいただきました」

──人気のドラム式洗濯乾燥機ですが、「メンテナンス費は高くないのかな」など、購入を迷う人も多いと思います。購入者だから分かるデメリットや注意点などはありますか。

 「私が布マスクを詰まらせた以外は修理せず使えていますし、メンテナンス費がかかるという印象はありません。乾きにくい厚手の服や皺になりやすい綿のシャツ、おしゃれ着などは洗濯乾燥は適していないので、そういった服をよく着る方にはあまり役立たないかもしれません」

 令和時代の今、ドラム式の洗濯機や洗濯乾燥機は、ロボット掃除機と食器洗い乾燥機とともに「新・三種の神器」と呼ばれています。家事の時短のため、こしいみほさんが次に欲しい家電は?

 「ずっと食洗機が欲しいと思っていますが、私が使っている2世帯住宅のミニキッチンがかなり狭く、置く場所がないのが悩みです。分岐水栓の工事が不要で排水ホースのみのタイプも検討しているのですが、それはそれで違った手間がかかりそうで、結局手洗いすることになるのでは…と踏み切れずにいます。欲しい家電は最新型のホットクックです。初代ホットクックを使っているのですが、最新型はメニューも豊富になっているようなので」

 お掃除ロボットも「あったらいいな」というこしいみほさん。導入の行方は新刊コミックエッセー「ころんでもポジティブ 毎日を少しでも明るく楽しく生きる23の思考術」(出版社オーバーラップ、税込み1320円)の中で明かしているそうです。

▽ こしいみほさんTwitter(@541miho):https://twitter.com/541miho

▽ こしいみほさんInstagram(@miho20141124):https://www.instagram.com/miho20141124

▽ こしいみほさん新刊コミックエッセー「ころんでもポジティブ 毎日を少しでも明るく楽しく生きる23の思考術」:Amazon

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