「パートナーの枕の臭いが気になる」男女で大きな差 枕カバーの洗濯頻度…専門家は「2、3日に1回」推奨

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みなさんは寝苦しい夜が続くと、自身やパートナーの寝汗などからくる枕の臭いが気になることはありませんか。全国の20代~60代の男女1000人(男女各500人)に聞いたところ、全体の約3割が「自身の枕の臭いが気になる」と回答。また、「パートナーの枕の臭い」については、約6割の女性が「気になる」と回答した一方で、男性では約1割に留まったそうです。

フランスベッド株式会社が「睡眠と寝具の衛生意識について」として2022年6月に実施した調査です。

はじめに、「自身の寝汗が気になることがありますか」と聞いたところ、「よく気になる」(11.2%)と「ときどき気になる」(41.5%)を合わせると52.7%の人が「気になる」と回答しました。また、「パートナーの寝汗」については、女性では「よく気になる」(21.6%)と「ときどき気になる」(31.2%)を合わせると52.8%の人が「気になる」と回答した一方で、男性では16.7%に留まったそうです。

次に、「自身の枕の臭いが気になりますか」と聞いたところ、全体の33.3%が「気になる」と回答。また、「パートナーの枕の臭い」については、女性では「よく気になる」(27.2%)と「ときどき気になる」(34.6%)を合わせると61.8%の人が「気になる」と回答した一方で、男性では13.5%に留まり、男性と女性でお互いの枕の臭いへの意識に大きなギャップがある結果となったそうです。

続いて、「枕やシーツに菌が付着しているのが気になることがありますか」と聞いたところ、気になると回答したのは、男性が41.4%、女性が62.0%と、男女ともに菌を強く意識しており、特に女性の衛生意識の高さが窺えたそうです。

これを世代別で見ると、「気になる」と回答した割合は「20代」(59.5%)、「30代」(63.5%)、「40代」(53.0%)、「50代」(48.0%)、「60代」(34.5%)となり、30代以降、世代が上がるにつれて低下していくことがわかりました。

また、「寝具への菌や臭いの付着対策」については、「なるべく洗濯している」が最も多く41.5%でした。次いで、「枕の上にタオルを敷いている」(25.7%)、「消臭・抗菌・除菌スプレーを噴霧している」(22.0%)、「消臭・抗菌・除菌の寝具を使用している」(5.1%)と続いた一方で、「特に対策はしていない」と回答する人も27.3%いたそうです。ちなみに、その他の対策としては、「太陽光に当てる」「干す」「布団乾燥機を使う」などの対策が挙げられたといいます。

最後に、「枕カバーの洗濯頻度」を聞いたところ、最も多かったのは「1週間に1度」(27.3%)でした。次いで、「2週間に1度」(15.0%)、「1カ月に1度」(13.2%)、「気になったら洗うので特に決まっていない」(11.6%)、「2、3日に1度」(10.8%)と続き、「使っていない」「頻度が決まっていない」を除くと、専門家の推奨する洗濯頻度に満たない人は、全体の68.8%という結果になりました。ちなみに、「半年以上洗濯をしない」という回答もあったそうです。

   ◇  ◇

調査結果をふまえて、睡眠コンサルタントの友野なお氏は、「人は季節を問わず、寝ている間にコップ1杯分の汗をかきます。夏は暑さが加わることで、寝ている間の発汗量がさらに増え、湿度も高く、寝具の菌は繁殖しやすくなるため、注意深く寝具の衛生管理を行っていくことが必要です」と説明。

また、「特に頭は熱を持ちやすく、一番汗をかいて蒸れる部位であるため、枕の衛生対策はしっかりと行うことが重要です。枕は睡眠美容という観点でも、髪の毛やお顔に多く触れる寝具になるので、枕カバーを『2、3日に1回』は洗濯することが理想的です。また、枕自体の衛生対策機能という点で、丸洗いできるものや、吸湿性に優れた蕎麦殻素材の枕、除菌機能付き枕などがおすすめです」とも述べています。

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