みなさんは、自身の「預金金利」を知っていますか。全国の25~49歳の男女750人に聞いたところ、約6割の人が「知らない」と回答しました。また、物価の上昇度合いを表す指標である「インフレ率」については、9割近くの人が「知らない/聞いたことがない」と回答したそうです。
株式会社Habitto(東京都渋谷区)が、「経済環境と貯蓄や投資に対する考え方についての調査」と題して2023年8月にインターネットで実施した調査です。
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まず、「自身が貯蓄をしている銀行に利子がつきますか。その場合、金利はいくらですか」と聞いたところ、62%の人が「分からない」と回答しました。また、幅広い分野での値上げが話題になるなかで、「インフレ率について、どの程度知っていますか」と聞いたところ、「聞いたことがない」は46.3%、「聞いたことはあるが、あまりよく知らない」は42.9%となり、「よく知っている」(10.8%)と答えた人は1割に留まりました。
次に、「お金を増やすために実際に取り組んでいること」を複数回答で答えてもらったところ、「貯蓄」(44.7%)、「節約」(32.9%)、「投資(NISA)」(26.7%)、「投資(NISA以外)」(14.9%)などが上位に並んだ一方で、約3人に1人が「何もしていない」(35.5%)と答えています。
なお、「現在、充分に資産を増やせていると感じますか。また、現在の状況を変えたいと思いますか」との質問に対しては、「取り組んでいるが、満足していないため状況を変えたい」(21.2%)、「取り組んでおらず、満足していないため状況を変えたい」(26.0%)を合わせて47.2%の人が「現状を変えたい」と考えていることも明らかとなりました。
続けて、「お金に関する情報や知識はどのように入手していますか」と聞いたところ、「ウェブサイト」(53.1%)が最も多く、次いで、「YouTube」(29.6%)、「親」(13.7%)と続き、情報の入手は身近なソースが上位に挙がる結果となりました。
その一方で、「お金の相談相手」を複数回答で教えてもらったところ、「親」(21.1%)、「パートナー」(15.3%)、「友人」(14.8%)、「ファイナンシャル・アドバイザー」(12.0%)などが挙げられたものの、約半数の人が「誰にも相談したことがない」(50.9%)と答えており、親しい間柄であってもあまりお金の話をしないことが見てとれる結果となったそうです。
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【出典】
▽Habitto調べ