抽選になるほど人気の新築マンション。運良く希望通りの部屋に申し込みできて、ローンも無事通過。引っ越しトラブルもなく念願のお部屋に住み始めたけれど…「想像もしていなかったトラブルに見舞われちゃった!」というお話、聞いたことありませんか?
「せっかくの新築マンション、こんなはずじゃなかった…」と後悔している人も少なくないようです。
厳正なる抽選の結果…
全体で500戸弱ある大規模マンションなのに入居開始日までに全戸完売、そんな人気のあるマンションが買えてよかったと喜んでいたAさん(関東在住、30代、パート)。
ところがひとつだけ「甘かった」と反省したことがあるそうです。
入居してすぐ「マンション管理組合 理事選任のお願い」という一枚のお知らせが届きました。「マンションには管理組合がありますが、全体で10名程度の選出なので、輪番制になってもほとんど回ってこないですよ!!」と営業さんに言われていたのに、なんとその1回目のご指名の用紙だったのです。
最初の理事メンバーはマンション管理会社が「厳正なる抽選」で決めたのだそうで「よりによって最初に当たるなんて…。」と頭を抱えたAさん。しかも理事長職…。
何とか任期の1年を乗り切ったそうですが、それでなくとも引っ越し後でばたばたするなか、毎週末のように管理会社からくるお知らせや書類に右往左往する羽目になったそう。そのためかAさんは、今でもポストを開けるとき、ちょっと緊張してしまうそうです。
この設備がマンション購入の決め手だったのに
ディスポーザーとは、キッチンのシンクに備え付けの、生ごみ処理機です。
一戸建てには導入のハードルが高く、高級マンションならではの設備という印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
Bさん(関西在住、40代、主婦)はディスポーザーに憧れて今のマンションを選びました。もう一軒のマンションとどちらに申し込むべきか迷っていたそうですが、「最終的にディスポーザーがあることが決め手になった」というくらい、期待していたのだそうです。
しかし、実際に使い始めてみるとうまく処理できないゴミも多く、結局生ごみはゼロにならないし、なんとなく臭いも残る。それから音も気になって、結局使わなくなってしまったそうです。
それなのにマンションの規約で、使わないディスポーザーの撤去もできず「なんでコレをマンション購入の決め手にしちゃったんだろう…?」ともやもやとした日々をBさんは今も送っています。
コンシェルジュが元同級生!?
子育てにひと段落ついた段階で、高級タワーマンションに引っ越したCさん(関東在住、50代、主婦)。入居直後は特に問題も不満もなく過ごしていました。
入居して1年が経った頃、マンションの管理業務の窓口となるコンシェルジュに、新しいスタッフが加わりました。「なんだか見覚えがあるような…?」と思っていたCさん、ある日その新人コンシェルジュに声を掛けられます。
「ひょっとして、〇〇中のCちゃんじゃない?私、同級生だった鈴木だけど、覚えてない!?」なんと相手は中学校の元同級生。特に仲がよかったわけでもないのに、その日以来友達のように声をかけてくるようになったそうです。
「仕事で来ているんだから、馴れ馴れしくしないでほしい。自分の暮らしを詮索されているみたいで気分も悪いし。でも、これって管理会社にクレームしたら感じ悪いですよね…」とCさんは悩んでいます。
確かにペット可のマンションだけど…
Dさん(関東在住、30代、共働き)夫婦の住むマンションは各戸につき2匹までペット飼育可の物件です。
Dさん夫婦も、いずれ犬か猫をお迎えしたいと、将来のためにこのペット飼育可能なマンションを選びました。週末にペットショップや保護猫カフェをめぐって豆芝が可愛い、コーギーもチワワも捨てがたい、仕事があるからやっぱり猫?と楽しみにしていたそうです。
そんなある日、お隣さんから声を掛けられました。
「ウチもやっと念願の仔犬をお迎えしました。鳴き声も出るかもしれませんので、よろしくお願いします」
それ以来時々散歩に行くわんちゃんの姿も見かけるようになり、始めは「白くてふわふわで可愛いなあ」と思っていたそうですが…。
実はお隣のワンちゃんは大型犬。1年も経たないうち、に立ち上がれば大人の背丈も超えそうなほど成長してしまいました。さすがに一緒にエレベーターに乗るのは怖くなるほど。窓を閉めていても大きな鳴き声がはっきりと聞こえるそうです。
マンションで飼う犬は小型犬だと思い込んでいたDさん、誰に文句を言うわけにもいかず、できるだけエレベーターが一緒にならないよう気をつけています。