外国人が住宅ローンを申し込む際のポイント
外国人が住宅ローンを申し込みする際、問題なく申し込みできる場合と申し込みが難しい場合とに分かれ、この際のポイントとなるのは「永住権」の有無です。
▽永住権がある場合
永住権がある場合、基本的には日本人と同様の審査基準で手続きを行う金融機関が多いです。
そのため、安定した収入があり返済能力に問題なければ住宅ローンの申し込みに困ることは少ないでしょう。
ただし、住宅ローンの契約にあたって本人の意思確認は必要となりますので、日本語の読み書きが全くできない場合は注意が必要です。
▽永住権がない場合
永住権がない場合は注意が必要です。
多くの銀行で、「永住権があること」を住宅ローンの申込基準としているため、永住権がない場合は住宅ローンの申し込みを受け付けできる金融機関を探すことにまず苦労すると想定されます。
受け付けできたとしても、以下のような条件を課されることが多いでしょう。
・日本国籍の配偶者または永住権や特別永住権がある配偶者を連帯保証人とする
・日本国籍の配偶者または永住権や特別永住権がある配偶者を連帯債務者とする
・一定割合以上の自己資金を充当する
・就労に制限のない在留資格を有している
永住権を持つことが住宅ローン取得に有利となる主な理由は、ビザの有効期限に縛られず、長期の住宅ローンを組むことが可能になるためです。ただし、永住権があっても、一定の収入と信用状況が必要となることは理解しましょう。
また、永住権を持っていても金融機関によっては取り扱いや審査基準が異なるため、個別に確認することが必要です。
永住権なしで住宅ローンを組む際はどうなる?
永住権なしで住宅ローンを組むことはハードルが高く難しいものですが、中には外国人向けの商品を持っている金融機関もあります。ただし融資条件は通常より厳しくなることには注意が必要でしょう。
たとえば、イオン銀行では永住権なし外国人向けの商品を取り扱っていますが、通常の住宅ローンよりやや厳しい条件となっています。
・就労に制限のない在留資格が必要
・住宅購入金額の20%以上の自己資金が必要
・借入期間は最長で15年
※参考:イオン銀行住宅ローン(永住権なし)商品概要説明書より/https://www.aeonbank.co.jp/products_list/pdf/without_permanent_residency.pdf
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外国人が住宅ローンの申し込みを考える時には、永住権の有無によって大きく状況が変わります。ネット上にも情報が少ないため、適切な情報を得るためには各金融機関へ問い合わせを行うことが重要です。
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