祖父母の「お年玉やお祝いの袋」今も手元におく理由に共感の声 大人になって気づいた…「ぐっとくる」「素敵なお話」

福尾 こずえ 福尾 こずえ

「祖父母からもらったお年玉やお祝いの袋は全部取ってある」と、祖父母の想いを大切にする心温まる投稿に注目が集まっています。 

投稿したたいやきさん (@ADuNPpTYEIjuUX9)は続けて「ご祝儀袋に毛筆で綺麗に宛名が書かれたものから、茶封筒にえんぴつで震える文字の宛名が書かれたものまで。あの頃の私は祖父母が山を降り、文房具屋でご祝儀袋を買い、銀行で新札を入手し、筆と墨を用意してくれてたことも想像できてなかった」とつづります。 

「すごく分かります。お正月に用意してくれていた新品のお札なんかもそうですよね」
「山を降り…でグッとくる」
「うちの祖父母も離島の小さな農家だけど遊びに行ったらご馳走食べさせてくれてたな」
「素敵なお話」

投稿には、共感と感動のリプライが集まりました。

お祖父さまお祖母さまとの関係性について、現在2歳と3歳の年子育児に奮闘しているたいやきさんにくわしく話をお聞きしました。 

――何歳ごろから袋類なども取っておくようになったのでしょうか

「もらったお金を自分で管理するようになった18歳頃からです。」 

――なぜ捨てずにとっておいたのでしょうか?

「実は中のお金も使わずにずっと大事にとってあり、袋も一緒に残していました。ある段階からは中のお金と袋を別々に管理するようになったのですが、毎回キレイなぽち袋やご祝儀袋に入っていたので捨てられず残していました」 

――お祖父さまやお祖母さまが山を下り、わざわざお祝いやご祝儀を用意してくれていたことに、いつ気づきましたか?

「よれよれの封筒に新札ではないお札が入っており、えんぴつで「〇〇さまへ」と震える文字で書かれていたものを父親経由で受け取った瞬間です。当時なかなか祖父母に会いに行けておらず、その時も父親経由で受け取りました。その時に初めて、祖父母の体が昔のようには動かなくなっていること、これまでどれだけ丁寧に準備をしてくれていたのかを悟り、思わず泣きました」 

――袋をすべてとってあること、お祖父さまお祖母さまに伝えたことはありますか?

「そういえば一度も伝えたことはなかったです。もう祖父母ともに他界しているので、直接伝えることはできないのですが「おじいちゃんとおばあちゃんの孫で良かったよ。私にも子どもが生まれて、おじいちゃんおばあちゃんのありがたみを更に感じています。また一緒に遊んであげてね!」と伝えたいです」 

――たいやきさんにとって、お祖父さまお祖母さまはどのような存在でしょうか?

「とても大切で尊敬する人たちです。遠方に住んでいたので多くても年に数回しか会えませんでしたが、大人になってから思い返しても尊敬の念が絶えません」 

たいやきさんがお盆や正月に祖父母の家に行くと、必ず豪華な食事が待っていたそう。当時は「すごーい!おばあちゃんの家の食事って豪華!」って感激して食べていたそうですが、「今思えば祖父母は毎日自分たちの畑で作ったものばかり食べて、農業での少ない稼ぎをひたすら貯めて、子や孫の帰省時に備えてくれてたんですよね。年2回の楽しみのために」と振り返ります。 

たいやきさんは孫ができたら「自分の祖父母のように、孫にとって帰省が楽しみになったり、癒やしになったりするような存在になりたいです」と笑います。 

もう少しで敬老の日(9月18日)です。普段会えないお祖父ちゃんお祖母ちゃんに日頃の感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょう。 

■たいやきさんX(旧Twitter) https://twitter.com/ADuNPpTYEIjuUX9

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