謎ポーズがかわいい保護犬 お利口なのにちょっとお茶目 里親さんのもとで賢く成長中

松田 義人 松田 義人

埼玉県と茨城県を拠点に、行き場を失ったワンコたちが再出発(リスタート)するために、新しい家族との絆(リアン)を繋ぐ活動を続ける団体、restartdog LIEN(以下、リアン)。

2022年11月、ある経緯からリアンに仲間入りすることになったオスのミックス犬のワンコがいました。ピーンと立った耳と薄茶の毛がかわいい、べんつくんというワンコです。保護犬の多くは、保護団体などに迎え入れられた際、慣れない環境にきた不安からオドオドしたり、お漏らししたり、スタッフを警戒するがあまり威嚇して吠えたりするものです。しかし、べんつくんは保護当初から慌てることなくスタッフと向き合い、スタッフの言葉を理解しようとする様子も見せてくれるとても賢いワンコでした。

推定約8カ月ほどの幼いワンコだった

その落ち着いた性格と中型サイズの体格から「成長期を経て、ある程度の落ち着いた年齢なのだろう」と思いますが、なんとべんつくんはまだ生後推定8カ月ほど。これだけの落ち着きと賢さは、べんつくん特有のもので、これには多くの保護犬と接してきたスタッフも驚き。「本当に良い子だね! これからここでいっぱいご飯を食べて、新しい里親さんとの出会いにつなげていこうね」とべんつくんを褒め、そして応援の言葉をかけてあげました。

「後ろ脚隠しポーズ」で満面の笑みを浮かべるべんつくん

べんつくんはとにかくお利口で、留守番の際もケージの中でおとなしく過ごすことができます。さらに、「お手」や「お座り」もマスター済みで、散歩の際も自分の気持ちばかりを優先させて走り回るようなことはなく、スタッフと協調しながらゆっくり歩くことができます。

他方、まだ若いべんつくん。若さゆえの行動もときどき見せてくれます。その落ち着きぶりから、甘えないワンコのように見えますが、スタッフと遊んでいるときは「抱っこして!」「もっと遊んで!」と要求してくることもありmす。こんな姿を見ると、普段お利口にがんばっているべんつくんなだけに、つい甘やかせてしまうとスタッフは言います。

そして、べんつくんならではの行動はもう一つあります。それは大好きなソファでの「後ろ脚隠しポーズ」。べんつくんはこのソファに後ろ脚をうずめ前脚だけで立っていることが大好きなようで、このときは嬉しそうな笑顔を浮かべていました。

優しい里親さんのもとでさらに賢く成長中

賢くお利口で甘えん坊で、ちょっと変だけど、独特の仕草が超かわいいべんつくんでしたが、のちにとても優しい里親希望者さんが現れ、べんつくんはリアンを卒業していくことになりました。

リアンに迎え入れられた頃は、まだ若かったべんつくん。これから優しい里親さんのもとで、いっぱい甘えて、さらに賢いワンコに成長し、べんつくんならではの幸せな犬生をおくっていってほしいですね。 

restartdog LIEN
https://restartdoglien.jimdofree.com/
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