『連休最終日に起きた事件』
会社員をしながら漫画制作を行っている青木ぼんろさん(@aobonro)。外国人観光客に話しかけられたという体験談の漫画をX(旧Twitter)に公開したところ、多くの反響がありました。
ある年のGWの最終日のこと――。
連休中帰省をしていた青木さんは、東京に戻るべく地元の駅に来ました。待合室に行くと、ビールを飲みながらおせんべいをむさぼるおじさんをはじめ、幾人かの人が電車を待っていたといいます。
その人たちに混じって、電車が来るのを待っていた青木さん。ふいに、ある人から声をかけられました。
「Do you speak English?」
旅行者らしき、外国の女性の方でした。聞きたいことがあるようです。
ところが、焦ってしまった青木さん、とっさに「ノー・イングリッシュ」と言ってしまいました。
「Ah, sorry...」
と、女性は青木さんから歩き去ります。青木さんは学生時代に英語をちゃんと勉強してこなかったことを少し後悔しました。
次に女性は、青木さんの隣でビールを飲んでいる例のおじさん――はあえてスルー(笑)、おばさんに話しかけました。
おばさんは流暢に英語が話せたわけではないものの、知っている英単語やボディーランゲージを駆使し、この女性が新幹線の乗り方について聞いているのだと察知。答えてあげようとします。
その姿に、青木さんは「このおばちゃんは光だ」と感銘を受け、「僕も…いつか」と希望を胸にしました。
ところが――。
「わからないです…。…わからない」
なんと残念なことに、おばさんもこの方の期待に応えることはできなかったのです。
どうすれば――と、青木さんは考えました。そして、スマホに翻訳アプリを入れて、それを頼りにコミュニケーションを取れば――と閃きます。急いでアプリをダウンロードしようとしました。
その時でした――。
「キャナイヘルプユー?」
と、外国人女性に話しかける人が現れました。その人は、英語をペラペラと話し、すぐに女性の疑問を解消したといいます。
果たして、その救世主とは…?
日本にも多くの外国人観光客が来訪し、今回の青木さんのように、道や電車の乗り方を聞かれたり、英語でコミュニケーションを取らなければならない場面にも、多く遭遇するようになりました。
青木さんのXのリプ欄にも多くのコメントがありました。
「英語で道とか聞かれてもわからんのよな、道が」
「私はこのおばちゃんタイプw」
「おじさんくらいのメンタリティで生きていきたい」
「この前詳しくない駅で海外の方に質問されたけど、俺も英語できんから駅の受付まで案内した」
「海外行った時に道端で困ってたら現地の人がワラワラ寄って来て、言葉通じなかったけど解決したことある」
「こういう経験する度にその時は英語勉強するかな・・と思うけど家に帰ったらすっかり忘れてる件」
青木さんに聞きました。
――GW最終日のエピソードとのことですが、具体的にいつ頃の話でしょうか?
青木さん:2年前くらいでしょうか。
――最近では地元でも外国人観光客は増えていますか?
青木さん:めちゃくちゃ増えてますね。その影響からなのか、駅のトイレが地獄のように汚くなっていました。
――現在お住まいの東京でも、外国の方に声をかけられる機会はあったりしますか?
青木さん:あまりないですが、前に駅までの道を聞かれてそれっぽく「ストレートゴー」とか言って答えたことはあります。その人がちゃんとたどり着けたかはわかりません。
――また、今後外国の方に声をかけられたりした場合、どのように対応していこうと思われますか?
青木さん:本当は英語を勉強してコミュニケーションを取れたらいいんですが、勉強しようとして教材を買って、一度も開かずに捨てたことがあるのでそれは諦めました。スマホの翻訳アプリなどを活用していきたいですね。
◇ ◇
まいどなニュースでは以前にも、青木さんの漫画について取り上げさせていただきました。
■青木ぼんろさんのX(旧Twitter)はこちら
→https://x.com/aobonro