北海道を代表する冬の祭典「さっぽろ雪まつり」では、雪像や氷像を楽しむだけでなくスノーアクティビティも楽しむことができます。さっぽろ雪まつりの3会場の見どころと、おすすめの服装を紹介します。
さっぽろ雪まつりとは?
さっぽろ雪まつりは今年2025年で75回目の開催を迎えます。毎年、国内だけでなく海外からも多くの観光客が訪れ、来場者数は200万人を超える年もあるほど。制作される雪像・氷像は約200基もあるそうです。
雪まつりは、迫力の大雪像が見どころの「大通会場」が最も有名ですが、実はその他にも氷像が立ち並ぶ「すすきの会場」、スノーアクティビティを楽しめる「つどーむ会場」の3会場で開催されています。この3会場の雪は、札幌市内や近郊の公園、ゴルフ場などから2週間ほどかけて集められてきます。その量はなんと、10トントラック約3,000台分、3万トンもの雪が使われているのだそうです。
大雪像が見どころ 雪まつりメインの「大通会場」
メインの大通会場では、迫力満点の大雪像が見どころです。10年ほど前からはプロジェクションマッピングも導入され、真っ白い大雪像が色鮮やかに輝きます。音楽と一緒に映像が見られるので、大雪像の迫力がさらに増し、見ごたえもアップしています。大通の2丁目・9丁目では市民雪像も多数展示されており、毎年人気投票が行われていて注目度も高く、見どころの一つとなっています。
氷像が立ち並ぶ「すすきの会場」
1983年の34回目の開催時から第3会場として仲間入りしたすすきの会場には、雪像ではなく、氷像が立ち並びます。夜の街として人気のすすきので、「氷を楽しむ・触れる」をテーマにさまざまな氷像たちがライトアップされ、夜の街をさらに幻想的に感じることができます。
魚入りの氷像では、本物の魚が氷の中に展示されていて、まるで水族館のよう。北海道らしさを十分に感じることができておすすめです。
スノーアクティビティを楽しめる「つどーむ会場」
つどーむ会場では、雪と触れ合って遊ぶという雪国ならではの体験ができます。氷の滑り台やスノーストライダー、スノースライダー、スノーモービルでボートを引っ張るスノーラフトなど、様々なアクティビティが作られます。アクティビティに乗れないような小さなお子さんでも、雪と戯れることができる広場もあるので、どなたでも楽しむことができるところが、つどーむ会場の魅力の一つです。
外でたくさん遊んだら「つどーむ」のドームの中で一休みができます。暖かいドーム内には、飲食店ブースやテーブル席があるので、冷えた体を温めながら休憩ができます。2025年のつどーむ会場に出店予定の飲食店では、ラーメンやジンギスカン、海鮮など北海道らしいグルメを楽しめるようです。また、広いドームの中にはキッズランドもあり、お子さんはドームの外でも中でも存分に遊ぶことができます。
つどーむ会場は札幌市東区にあり、地下鉄東豊線「栄町」駅から徒歩5分程度でアクセスできます。雪まつりの期間中は、シャトルバスも運行していて、子供は無料で乗車ができます。一般の駐車場はありませんので、公共交通機関やシャトルバスを使ってご来場ください。
さっぽろ雪まつりにおすすめの服装は?
2025年のさっぽろ雪まつりは、各会場とも2月4日~11日の8日間で開催される予定です。2月前半の北海道は厳冬期にあたります。雪まつりにお越しの際は、帽子やマフラー、手袋、厚手のコートを着て、万全な防寒対策を心がけるようにしてください。カイロなどを活用するのもおすすめです。転ばないためには、金具付きややわらかいゴム、滑り止め材入りの底の靴を選んだり、写真のように深い溝がある冬靴を選ぶとよさそうです。
「つどーむ会場」ではアクティビティが多いので、体験したい方はスキーウェアでの来場がおすすめです。帽子と手袋の着用は必須となっていますので、必ず持っていくようにしてください。
天気予報を確認して服装を調整して、さっぽろ雪まつりを存分に楽しんでください。