岡山愛が凝縮!「自虐っぽく歌ってる」けど「観光地から好きなラーメン屋まで全て思い入れ」 angelaの古里応援ソングMVが完成 

山陽新聞社 山陽新聞社

 アニメソングで人気を誇る岡山市出身の男女2人組音楽ユニット「angela(アンジェラ)」の古里応援ソング「OK! 岡山」のミュージックビデオ(MV)が完成し、31日から動画投稿サイトなどで公開される。「どこよりも晴れの日が多い」「桃は買うものじゃなくて貰(もら)うもの」と地元ネタをユーモアに歌い、市内の名所などで撮影。ボーカルのatsukoさん(50)、ギターのKATSUさん(50)は「岡山の魅力をぎゅっと込めた。訪れたいと思わせる要素が満載です」とPRする。

 ―「OK! 岡山」誕生のきっかけは。

 デビュー20周年の2023年に岡山市から「桃太郎のまち岡山大使」、西大寺観光協会から「はだか祭りの街 西大寺ふるさと大使」に就任させてもらった。熱烈に応援していただき、凱旋(がいせん)公演も大成功だった。今まではアニメソングに全力を注いできたが、自分たちを育んでくれた岡山に恩返しする時期だと思い、地元を盛り上げる楽曲をつくりたかった。

 ―ヒット曲「佐賀県」でおなじみのタレント・ミュージシャンのはなわさんと共作した。

 出身地であるが故に岡山の良いことばかりの曲になる懸念があった。はなわさんは同じ03年のデビューで、ちょっと毒のある歌詞が魅力的なご当地楽曲の第一人者。とげがある方が刺さる。岡山を俯瞰(ふかん)できる人と組むと面白いと思ってお願いし、大正解だった。

 ―MVの内容は。

 桜満開の後楽園や岡山城の天守閣をバックに岡山おもてなし武将隊メンバーと共演し、昭和の面影が残る西大寺の商店街・五福通りなどでは飛び入り参加した地域住民らと手でOKサインをつくって楽しく踊った。私たちが魅力を感じたものをそのまま紹介することで、手作り感と地域愛が伝わると考えた。撮影は好天に恵まれ、さすが晴れの国だった。

―地元の西大寺でも撮影した。

 渡場町エリアに小さな公園がある。友達と遊んだ思い出深い所だが、ミュージシャンを目指して「上京するぞ」と決めた場所。公園のブランコに座って歌うシーンを入れた。MVに登場する場所は、観光地から好きなラーメン屋まで全て思い入れがある。

 ―曲の反応はどうか。

 岡山を自虐っぽく歌ってるが、それも含めて「その通り」と地元民はおおらかに受け止め、県外のファンは「岡山に行ってみたい」と言ってくれる。岡山を盛り上げるお手伝いの意味でも、いつか地元でアニソンフェスができたらいいな。

 angela 2003年にデビュー。「蒼穹(そうきゅう)のファフナー」「K」「シドニアの騎士」など多くの人気アニメ作品の主題歌、挿入歌を担当している。イベントにも多数出演し、国内外のアニメファンの支持を得ている。

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