長期間高リセールバリューが続く80系ヴォクシー
シエンタは、高いリセールバリューを維持している。しかし、半導体不足が解消され、かつ通常納期に戻れば、リセールバリューは下落するだろう。ただし、下落するとはいえ、平均値を割るような落ち込みはないと考えられる。むしろ、平均値より高めのリセールバリューを維持すると予想できる。
シエンタでプラス査定が期待できるオプションは、下記の通りだ。
・アルミホイール
・10.5インチディスプレイオーディオ
・パノラミックビューモニター
80系ヴォクシーは、人気ミニバンということもあり、低年式になっても高リセールバリューを維持している。販売台数も多く、しばらく人気が下がることはないだろう。そのため、リセールバリューは大幅に下がることはないと考えられる。
ただ、80系ヴォクシーの場合、マイナーチェンジ前後で、リセールバリューが大幅に変わるため注意が必要だ。80系ヴォクシーの中でも、高査定がより期待できるグレードは、エアロパーツ類が装備された最上級グレードのZS系だ。
プラス査定になる装備は、下記の通りだ。
・両側パワースライドドア
・純正ナビ
広さを求めるなら80系ヴォクシー、使いやすさや安全性能ならシエンタ
新車シエンタと中古車80系ヴォクシーを比べるときに重要なのは、何を重視するかである。例えば、新車シエンタの予算で、高年式80系ヴォクシーの中古車に乗れるのは、かなり魅力的だろう。こうしたクルマの乗り方ができるのは、中古車ならではだ。
また、より広い室内スペースが欲しいものの、予算の都合で新車シエンタを選択しようとしている人なら、同等の予算で広大な室内スペースをもつ80系ヴォクシーが手に入るのも大きなメリットといえる。スライドドアの開口部も広く、屋根も高いので高齢者などの送迎にも便利だ。
その一方で、狭い道をよく利用し、扱いやすさを重視する人なら、小回りが利くクルマが良いだろう。3列目シートは緊急用として使い、通常は2列シートで十分ならば、シエンタという選択肢になる。日々使うので、燃費が重要という場合もシエンタを選ぶと良い。
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【監修】中古車のガリバーが運営・クルマのギモンにこたえるサイト「norico」編集長・村田創
中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!