「夏でも猫バンバンを」子猫がエンジンルームに入った→目撃者が車に「張り紙」実は救出要請のピークは6月!

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

「猫」が自動車のエンジンルームやタイヤの間に潜り込むことで起きる事故を防ぐため、エンジンをかける前にボンネットを叩く「猫バンバン」が推奨されています。

猫が温かさを求めてエンジンルームに入るのは「冬」のイメージですが、実は「猫バンバン」は一年中必要なアクションなのだとか。先日、「夏でも猫バンバン」を痛感する出来事を体験したのは、シベリアンハスキー犬2匹と、5匹の元保護猫と暮らすハマジさん(@xxhama2)。その体験談を、ある写真と共にTwitterに投稿しました。

寒くなくても「猫」は車のエンジンルームに入る

「今朝、職場付近の駐車場2階で車の下にいた子猫がエンジンルームに入っていくのを見て慌てて張り紙を作ってワイパーに挟んできました。(その後駐車場管理者の方が移動した子猫ちゃんの捕獲を頑張ってたので張り紙は回収しました)。寒くなくてもエンジンルームに入るんですね…。油断ならない!!」

「最初に張り紙を挟みに行ったら別の車のエンジンルームに入って行ってたし、駐車場の管理者さん達が捕獲頑張ってる時も別の車のエンジンルームに入ってしまってたしで大変だった…。そんなに簡単に入れるもんなのか!知らんかった。無事でありますように!!!」

ツイートと共に投稿された写真…ハマジさんが書いた「張り紙」の内容がこちらです。

エンジンルームに子猫が入って行くのを見ました。

エンジンをかける時は、気をつけてください。

※ボンネットをたたいてください

◇ 

するとリプ欄には、驚きの声と共に、同様の経験談も数多く寄せられました。

「まさかのエンジンルームのはしご!猫バンバンは冬だけではないとは!」
「雨が降るとエンジンルームに入ってくる子猫がいました」
「梅雨時期は雨を避けるので多いそうです」
「私も去年6月に体験しました」
「暑い日にも日差しを避けて入り込んでしまうことがあるとか…」
「私も暑い時期に猫の声がお隣の車のエンジンルームから聞こえたので、張り紙したことあります!暑くても入るのかーとびっくりしました」

実は「梅雨の時期」こそ必要だという「猫バンバン」。ハマジさんにお話を聞きました。

子猫は月齢2ヶ月弱くらいでした…

ーー子猫を目撃された「駐車場の2階」は、猫が棲めるような場所なのですか?

「いえ、車ばっかりの立体駐車場で、猫が棲めるようなところではなく、子猫がいたこと自体にびっくりですね。ただ、周りに店舗があって、その隙間で野良猫を見かけることがあります。当日は雨が降っていたので、身体が濡れないよう駐車場に来たのかもしれませんね」

ーー月齢はどれくらいでしたか?周囲に親猫や兄妹猫の気配は…?

「多分、生後2ヶ月にもなってないくらいだったと思います。片手でわしづかみできるくらいの大きさでした。周囲に他の猫はいなかったです」

ーーその後、「駐車場の管理者さん」は子猫を無事に捕獲できたのでしょうか?

「そこがわからずじまいでして…。実は、いつ保護必須の猫に遭遇してもいいようにパウチの猫エサを常備しているので、紙皿とそのごはんを管理者の方に託して、私は仕事に戻ったんです。その後の連絡は特にないのですが、捕獲ができて、いい方にもらわれていった、と思いたいですね……」

ーーやはり冬以外も「猫バンバン」が必要なんですね。

「今回リプライで、『この時期は雨からの避難で特に子猫が車に入ることが多く、ボンネットをバンバン叩くと怖がってさらに奥に入り込むので、ノックしてあげて』『エンジンルームに入り込んだ猫ちゃんの救出のためのJAFへの出動要請数は6月が最多』という情報を教えていただき、大変勉強になりました。寒い冬に必要なものとばかり思っていましたが、これからは季節を問わず、雨の日などは特に気をつけていきたいです」

◇ ◇

冬は暖を求めて、梅雨は雨を避けるため、夏は日陰を求めて猫は車に潜り込むため、年中必要な「猫バンバン」。エンジンをかける前に行い、ボンネットを叩く際は大きな音を立てず、コンコンと、ノックをするように何度か軽く叩くと良いそうです。

■ハスキー犬のシルビアちゃんとシャンテちゃん、そして5匹の元保護猫との日々が楽しく描かれたハマジさんのコミックエッセイ最新刊『猫とハスキーとハマジ 2』【Amazon】

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