株式会社まんがく屋(大阪府吹田市)は、自宅に眠っていたものを売却した経験がある507人および遺品整理業者511人を対象に「自宅に眠るお宝」に関する調査を実施しました。その結果、自宅に眠っていたものを売却した経験がある人のうち、約3割が「自宅や実家で高価な商品(5万円以上)を見つけた経験がある」と回答したそうです。
調査は、2023年3月~4月の期間にインターネットで実施されました。
まず、自宅に眠っていたものを売却した経験がある20~70代の男女507人に対して、「自宅や実家で高価な商品(5万円以上)を見つけた経験はありますか」と聞いたところ、「複数回ある」と答えた人は19.7%、「1回だけある」と答えた人は13.8%となり合わせて約3割の人が、自宅から高価な商品を見つけた経験があることが明らかになりました。
ちなみに、見つかった高価な商品については、「壺、掛け軸など」(40代女性)、「腕時計」(40代男性)といった物のほか、「レコード盤」(40代男性)、「切手」(50代男性)などプレミアがつきそうな物も挙げられていました。
続いて、「自宅や実家で高価な商品(5万円以上)を見つけた経験がある」と答えた170人に対して、「見つけた商品の持ち主」を複数回答可で答えてもらったところ、「自分」(55.9%)が最多に。次いで、「両親・義両親」(31.8%)、「祖父母」(14.1%)と続きました。
また、「商品を見つけた場面」については、「大掃除」(32.9%)、「引っ越し」(25.3%)、「特にイベントとは関係ない日」(22.4%)、「遺品整理」(20.0%)などが上位に挙げられました。
さらに、「総額いくら程度で買い取ってもらえましたか(見つけた商品の合計金額)」と聞いたところ、「5万円~10万円未満」(55.9%)が最多となったほか、「10万円~30万円未満」(18.8%)、「30万円~50万円未満」(14.7%)、「100万円以上」(5.9%)、「50万円~100万円未満」(4.7%)という結果になりました。
回答者からは、「買い取ってくれないものだと思っていたら、予想以上にいい値段で買い取ってくれた」(20代女性)、「父のぼろぼろのビジネスバッグが廃盤のレア品だったようで万単位で売れた」(30代女性)、「祖父以外興味のない絵が高く売れて驚いた」(50代女性)など、思ってもみなかった物が高く売れたという声が寄せられた一方で、「思ったよりかなり査定が低かった」(40代女性)という声も寄せられていました。
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次に、遺品整理業者の男女511人に対して、「遺品整理の中で高価な商品(5万円以上)が見つかったことはありますか」と質問したところ、「複数回ある」(73.0%)、「1回だけある」(23.3%)という結果になりました。
高価商品が見つかった際のエピソードとして、「昔の貴重な切手コレクションが押し入れの中から見つかった」(30代男性)、「押入れの中を探していたら高級腕時計が見つかった」(30代男性)、「数十年間押し入れに眠っていたものから有名な絵画が出てきた」(40代女性)といった声が寄せられました。
また、「遺品整理の中で高価な商品(5万円以上)が見つかったことがある」と答えた492人に対して、「高価な商品が見つかる頻度」を教えてもらったところ、「5件に1回ほど」(25.8%)、「3件に1回ほど」(24.8%)、「10件に1回ほど」(16.7%)などに回答が集まった一方で、9.5%の人が「ほぼ見つからない」と答えています。
最後に、「ほぼ見つからない」と答えた人以外の445人に対して、「買取可能な商品として、どのようなものが見つかることが多いですか」と複数回答可で答えてもらったところ、「アクセサリー・腕時計・小物」(50.6%)、「金製品」(45.4%)、「宝石・ジュエリー」(23.6%)、「切手・古銭」(21.6%)、「骨董品」(20.5%)などが挙げられたそうです。