離婚したけど家に残る結婚生活の品々…捨てる?捨てない?“断捨離”で判断に迷ったものベスト5

長岡 杏果 長岡 杏果

洋服や雑貨など気がつけば、家の中は物で溢れかえっているという方も多いのではないでしょうか?必要なものだけを残して、不必要なものを持たず自分らしい生活を送ることを目的とする断捨離。断捨離は物を片付けて処分するだけではなく、自分のこれまでの人生を振り返るきっかけにもなります。

断捨離を決意したHさん(関西在住)は、シングルマザーです。子どもが大きくなるにつれ物も多くなってきたので、家にあるものを整理しはじめると、結婚生活の思い出の品々が出てきました。

断捨離を決意したものの、物によっては捨てるべきか、捨てないべきかHさんが迷いに迷ったものベスト5を紹介します。

結婚式の写真

おじいちゃん、おばあちゃんになるまで永久の愛を誓ったはずの結婚式。将来の希望と幸せに満ち溢れていたあの日の写真。しかし、離婚したいま、結婚式の写真は見返すこともなくただの荷物になっていました。

でも、そこには満面の笑みで、これまでの人生の中で一番キレイに写真に映っている自分の姿は、残しておきたいものです。

しかし、今は好きでもなく、反対にちょっとした憎しみもある元夫と一緒に映っている写真は、これからの人生に必要ないと思い、Hさんは迷いに迷って、ゴミの日に出したそうです。

結婚指輪

Hさんが結婚した当時、芸能人にも大人気だったカルティエのラブリング。Hさんもカルティエのラブリングを結婚指輪として購入しました。離婚した当初は、売ろうと思っていたのですが、お気に入りの指輪だったため、保管していました。

離婚してから約5年間、一度たりとも身につけることはありません。イニシャルも刻印されているため、つける気分にもならなかったそうです。断捨離として、売るか、売らないか迷っていたところ、高値で売れることが判明!

年賀状

Hさんは子どもが生まれてからは毎年、家族写真を年賀状に印刷していました。家族の大切な記念になると思い、毎年自分たちの思い出のために年賀状を保管していたのです。断捨離中に出てきたこれらの年賀状には、もちろん子どもたちも写っていますが、元夫も笑顔で写っています。

元夫の顔は見たくないものの、子どもたちの成長が感じられる年賀状は、捨てる覚悟がつかず、断捨離せずに保管することになりました。子どもに関するものは捨てるには、相当の覚悟がいるとHさんは笑って話してくれました。

旅行の思い出の品

Hさんにとって結婚生活の楽しい思い出の一つに、家族で行った沖縄旅行があります。当時、手ぬぐい集めにはまっていたHさんは沖縄でも数枚の手ぬぐいを購入しました。その中でも特にお気に入りだったのが、美ら海水族館で購入したジンベエザメの手ぬぐいです。

大切に保管していたはずなのですが、いつの間にかどこにいったのかわからなくなり、悲しんでいたのですが、断捨離を機に出てきたのです。今ではHさんの手ぬぐいブームは去ってしまっているのですが、楽しい思い出として残しておくか迷いました。手ぬぐいには何の罪はない!と思いながらも、美ら海水族館でこの手ぬぐいを購入した後、夫と大喧嘩したことを思い出し、捨てることを決意しました。

買ってもらった財布

約15年の結婚生活の中で、何度か誕生日やクリスマスのプレゼントで元夫に買ってもらった財布。Hさんは財布が壊れたから買ってもらっていたわけではないので、古い財布は捨てずに保管していました。

断捨離をするにあたり、それらの財布が出てきたのですが、どれもまだ使えるものばかりです。気分転換に使おうかなと一瞬脳裏をよぎったそうですが、財布は毎日持ち歩くもののため、迷った挙げ句、捨てることを決意したそうです。

   ◇   ◇

長い結婚生活を経ての離婚は、さまざまな思い出とともに、思い出が詰まったものも多くあります。結婚生活を送っていた家にそのまま住んでいると、荷物を片付ける機会も少ないため、思わぬものが残っている場合も少なくありません。

Hさんは元夫を断捨離したと笑って話してくれましたが、断捨離はものだけではなく思い出や人間関係にも当てはまるのかもしれません。

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