株式会社リベロエンジニア(東京都渋谷区)は、このほど「エンジニアが選んだ”欲しい”技術書TOP20」を発表しました。その結果、『リファクタリング(第2版) 既存のコードを安全に改善する』(OBJECTTECHNOLOGYSERIES)が1位に選ばれたそうです。
ランキングは、2020年2月~2023年2月の期間に、同社がSNSで実施した「エンジニアの自己学習を応援」キャンペーンで配布した726冊のなかからエンジニアが選んだ技術書を集計したといいます。上位の結果は以下となります。
【1位:リファクタリング(第2版):既存のコードを安全に改善する(OBJECTTECHNOLOGY SERIES) 】
サンプルコードがJavaからJava Scriptになるなど、現代的にアレンジされており、「リファクタリングとは何か」「なぜリファクタリングをすべきか」「どこを改善すべきか」といった内容が、実際の事例とともに紹介されているため、理解しやすくなっています。紹介されている事例も現代版に変更されているので、より身近な事例として理解しやすくなっているのもポイントです。
【2位:ソフトウェアアーキテクチャの基礎 -エンジニアリングに基づく体系的アプローチ】
効果的なアーキテクチャを設計・構築・維持できるアーキテクトになるために、必要なスキルや知識が、現代的な視点から整理・解説されている書籍です。ソフトウェアアーキテクチャの定義から始まり、アーキテクトの役割やアーキテクチャスタイルといった基礎から、チームやステークホルダーと効果的にコラボレーションしていくために必要なソフトスキルまで、実践的な例とともに説明されており、教科書的に基礎を学べる技術書となっています。
【3位:リーダブルコード -より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)】
「コードは理解しやすくなければならない」という原則を、日々のコーディングの様々な場面に当てはめる方法を紹介。可読性の高いコードを書くための教科書的1冊で、読みやすいコードとはどのようなもので、具体的にどうすれば書けるのかが口語調で解説されています。名前の付け方やコメントの書き方といった、表面上の改善についてや、コードを動かすための制御フローや論理式、変数などループとロジックについてなど、良いコードを書くための方法が詰まった技術書です。
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以下、4位『ハッキング・ラボのつくりかた 仮想環境におけるハッカー体験学習』、同率5位『[第3版]Python機械学習プログラミング達人 データサイエンティストによる理論と実践』『プログラミングTypeScript -スケールする JavaScriptアプリケーション開発』『体系的に学ぶ安全なWebアプリケーションの作り方(第2版)脆弱性が生まれる原理と対策の実践』がランクインしていました。