介護施設へ入居するのは何歳ぐらいが多い? 「81-85歳」など80歳代で入居するケースが多い結果に

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

高齢化社会に伴い、介護に関する問題に直面している人も多いのではないでしょうか。そこで、全国の介護施設に入っている人、もしくはその関係者の男女217人に「介護施設の入居」に関する調査を実施したところ、介護施設に入った際の年齢については、「81〜85歳」「86〜90歳」など、80歳代で入居するケースが多いことが分かりました。また、実際に入居している・入居していた施設を選んだ理由は「立地が良かったから」が最も多かったそうです。

株式会社Speee(東京都港区)が、2023年4月にインターネットで実施した調査です。

まず、「介護施設に入った際の年齢」を教えてもらったところ、「81~85歳」(25.4%)、「86~90歳」(22.6%)、「76~80歳」(13.8%)などに回答が集まり、80歳代で入居するケースが多いことが分かりました。

続いて、「実際に入居している・入居していた施設を選んだ理由」を複数回答可で答えてもらったところ、「立地が良かったから」(52.5%)、「スタッフや入居者の雰囲気が良かったから」(39.6%)、「医療体制・看護体制が整っていたから」(38.7%)といった回答が上位に挙げられました。

また、施設を選んだ理由のなかで、「一番決め手になった理由」については、「費用が安かったから」(24.0%)、「立地が良かったから」(21.7%)、「スタッフや入居者の雰囲気が良かったから」(18.4%)が上位を占める結果となりました。

さらに、「費用を決め手とした理由」としては、「退職して資金に余裕がなかった」「年金でやりくりする必要があったので」「年金で利用できる範囲だったから」といった声がよせられたほか、「面会、差し入れ、患者の要望などを考えると、交通便が大事」「面会に頻繁に行くために近いところが良かった」といった立地に関する意見も寄せられています。

最後に、「介護施設を探し始めてから入居するまでにかかった期間」を聞いたところ、「1カ月未満」(24.9%)、「3カ月」「4カ月~半年未満」(いずれも16.6%)、「2カ月」(13.8%)と、比較的短い期間で入居する施設を決めている人が多いことがうかがえたそうです。

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