常に持ち歩く「防災ポーチ」用意してる?「人の見ると勉強になるね」「めちゃくちゃかわいいも大事!」

太田 浩子 太田 浩子

 災害に備えて、家に防災リュックを用意したり、職場に防災備蓄があったりするようになりました。ですが、災害はいつ起こるかわかりません。そのとき、家や職場にいなかったら?

「あらゆる災害を恐れるあまり防災士資格までとった私が常に持ち歩いてるポーチです、地域の気候、季節、行動範囲、体質、化粧ポーチ等別の携行品の有無など個人個人必要なものは変わると思います」

 こんなコメントとともに、常に持ち歩いているポーチの中身の写真を投稿した「みづき(@hxxxxxm)」さんのツイートが話題になりました。持ち歩きに負担がなさそうな小さくてデザインの可愛いポーチに、まだ寒さの感じる3月初旬に入れていたのは、ライト、ラジオ、ブドウ糖と常備薬、携帯トイレ、カイロ、羊羹、小銭入れ、ナプキン、電池(ライトとラジオ用)、笛です。グッズを入れたポーチの重さは500グラムほど。

 みづきさんは、季節や住んでいる地域、よく行く場所(通勤ルート)などに合わせて、中身を変更することも追記しています。なにより、災害を考えて暗くなるより、気分が明るくなるような可愛いポーチに、お気に入りのものを詰めることもポイントだそう。

 このツイートに、「普段の持ち歩き用ポーチ、大事ですね。私も用意しようと思います」「これに家族の携帯や関係先の電話番号一覧のメモも入れようと思います」と参考になったというコメントのほかに、すでに用意している人からは、自分が持ち歩いているものについて書き込みがありました。

「自分は要らなくなったボトルの中に収納してます。荷物が多い時に羊羹を潰しちゃうので💦」
「高いので限定的ですがエナジャイザーのリチウム乾電池もおすすめです☆ 軽量・低温OK・20年保存OK・アルカリ電池よりも大容量なのでLEDライトに使うのに向いています」
「私はとにかく頻尿なので凝固剤とビニール袋多め、気分が不安定になりやすいのでラベンダーの精油をいれようとおもいました」
「被災していた方で口腔関係も必須だと言われていた方がいたので 小さなマウスウオッシュとかは準備済みです 色々見直してみようと思いました」
「わたしは羊羹とブドウ糖と乾電池が入ってなくて、携帯のバッテリー(小型大容量)と蓄温のためのアルミシート入れてる。人の見ると勉強になるね。」

 また、子どもやペットが一緒に出かけている場合は、内容が変わってきますね。携帯用の防災セットとして販売されているものもありますが、そういったものを利用する場合でも、自分の環境に合わせた内容にカスタマイズすることが大切になりそうです。

 「警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)」のTwitterに、防災ポーチに役立ちそうな情報がありました。たとえば、ラジオや懐中電灯の電池を入れたままにする場合は絶縁体(クリアファイルをカットしたものなど)を挟んでおく、チョコレートを夏の間も持ち歩くなら「チョコレートペン」にする、暗闇で光る蓄光テープの活用、家の鍵に笛とLEDライトを取り付ける(忘れ防止になる)など。これを機に、防災ポーチの用意、または、見直しをしてみてはいかがでしょうか。

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