「子育て中のママはみんな履いて!」足だけで履けるスニーカー「子どもや荷物で両手がふさがっててもOK」 開発したナイキに聞いた

伊藤 大介 伊藤 大介

「子育て中のママはみんな履いて欲しい」。手を使わずに脱ぎ履きできるスニーカー「ナイキ ゴー フライイーズ」をおすすめする投稿が話題です。0歳児を子育て中のかべ(@kataru_kabe)さんは「子どもや荷物で両手がふさがっていても脱ぎ履きできる」「かがまなくてすむから妊婦さんにもいい」と手がふさがりがちな子育て期にゴーフライイーズが活躍すると推しています。ナイキはゴーフライイーズ開発に当たって、アスリートのみならず、さまざまな人の声を反映させたといいます。ナイキとかべさんに聞きました。

これめっちゃいいから履いてみて!

ーーゴーフライイーズを履いたきっかけについて教えてください。

かべさん「1歳の子どもがいる友人の玄関先で、その友人から『これめっちゃいいから履いてみて!』と目をかっぴらいてすすめられたので、半ば勢いに押されて彼女のゴーフライイーズに足を入れさせてもらいました」

「体重をかけた瞬間、足全体がきっちりとホールドされることに驚きました。私はかかとが細く、甲が薄いため、普通のスリッポンだと靴の中で足が動いてしまったり、時には脱げてしまうことがありましたが、そのような不安が全くないと感じました。脱ぐ時は少しコツが要りますが、スキーの板を外すのと同じ要領なので、すぐに慣れると思います」

 ナイキによると、ゴーフライイーズは特許出願中の「双安定性ヒンジ(ちょうつがい)」とテンショナー(張力調整装置)によって、開口部を大きく開いた時も、閉めた時もシューズを安定した状態に保つことができるといいます。

ナイキ「障害者、学生、母親、子供…様々な人に活用してほしい」

フライイーズ開発に当たっては、障害者の声も反映させたといいます。ナイキに聞きました。

ナイキ「フライイーズは障がいを持つ人々の声をもとに開発したテクノロジーを搭載しています。今回のゴー フライイーズはハンズフリーで使えるシューズの創作という大きな目標のもと、様々な利用者のために制作しています」

 ーー障害者に限らず、子育て中の人にも人気があるのでしょうか。

「ナイキ ゴー フライイーズについては、障害者に限らず、通学路を急ぐ学生や子供、荷物で両手をふさがれた母親まで、様々な利用者のできるだけ幅広く活動的なライフスタイルに対応するということを目標にしていたため、子育て中の人にも活用してもらいたいと考えています」

ノールックで履ける

ーーかべさんはTwitterで子育て中の人におすすめしていました。

かべさん「子育て中は何かと荷物が多く、更に子どもを抱っこしたり手をつないだりと手がふさがる場面がよくあります。また、抱っこひもを使っていると足元も見えづらいです。そうした時に、立ったままサッと足を入れて体重をかけるだけで(ハンズフリーどころかほぼノールックで)靴を履けるというのは非常に便利だと感じました」

ーー投稿が反響を呼んでいます。

「『手を使わず(体をかがめず)に脱ぎ履きができる』ことに対する需要の大きさに驚いています。

友人の言葉をそのままツイートしたので、女性向けのような内容になってしまいましたが、当然そんなことはなくて。ナイキさんの当初の意図のように障害がある方はもとより、靴の脱ぎ履きが多いご職業(訪問看護・介護、内装関係、引っ越し屋さん、保育園の先生、お医者さんなど)の方々が「これは便利だ、欲しいor既に愛用している」とおっしゃっていました。また、腰痛などの持病をお持ちの方や高齢のご家族がいらっしゃる方からも気になる、プレゼントしたいという声を頂きました」

◇  ◇

かべさんのツイートは約6万件のいいねが付き、育児中のママから「外に出る時にしゃがめなくて困っていたので早速ポチりました」という声や、「男だけど足首と膝と腰がポンコツなので助かってます」という賛同の声が寄せられたほか、「『スパットシューズ』というのが安くて立ったまま履けます」とハンズフリーで履きやすいスニーカーの情報もリプライで寄せられました。かべさんは寄せてもらったハンズフリーのスニーカー情報をメインアカウントぬりかべ(@kataru_nurikabe)でまとめてツイートしているので、興味のある人はそちらもチェックしてみてください。

https://twitter.com/kataru_nurikabe/status/1602828964938289152?s=46&t=sUQDeK2lD2S5GblWKS9lIg

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