子どもが習い事を始めると何かと大変なことが出てきますよね。そこで、中学生以下の子どもを持つ全国の10~60代以上の親200人に「子どもの習い事で最も辛いこと」を聞いたところ、最も多かった回答は「送迎」だったそうです。
ARINA株式会社(宮城県仙台市)が運営する教育メディア『おうち教材の森』が、2023年2月にインターネット上にて実施した調査で、上位の結果と具体的なコメントは以下の通りとなりました。
【1位:送迎(76人)】
▽習い事をする場所はどこも遠いから
▽雨の日も風が強い日も疲れていても関係なく送迎しないといけないから
▽終わるまで1時間半待機してるのがつらい
▽送迎がおわるまでお風呂に入れません
▽急に自分が体調が悪くなったり予定が入ったりしても、送迎の時間を最優先にしなければならないところ
【2位:月謝(44人)】
▽子どもが2人いるため何もかも倍になるため大変
▽月謝が高いと、続けるのがつらい
▽仕方がないのですがかなり高く生活費を圧迫しているからです
▽そんなに高所得ではないので、もっといろんな習い事をさせたい気持ちと月謝の負担で悩んでしまうから
【3位:子どもが休みたい・やめたいと言う時(28人)】
▽今後、諦め癖がついてしまう人間に育ってしまわないか不安
▽無理やり行かすべきか、子どもの意見をそのまま聞くべきか迷うため
▽子どもが興味を持ち自身で習い事を自主的に始めたものが、子ども自身の意志で止めたいとなると親としてその原因を察知することができなかったことがつらく悲しい
▽少し嫌なことがあっただけですぐにあきらめるような言動があると、「やりたい」と言ったことを安くない月謝を払っている立場としてはつらく感じる
【4位:親同士の交友(22人)】
▽子どもの習い事と関係ないことで苦労が増えそう
▽気の合わない人とも交流しなければいけないのがめんどうだから
▽様々な考えの親がいて何かと面倒だから
▽自分の旦那さんや子ども、家など自慢大会になりがちです。自慢できることがないのでいつも聞き役ですが、本当にくだらないと思います
【同率5位:待ち時間(9人)】
▽下の子どもを連れて待っている時間が一番大変でした
▽暑い中寒い中待ってるのが大変です
▽レッスン時間は熱が入ると平気で30分や1時間は遅れるし、土日に依頼されたり、イベントや大会に行って和太鼓を披露するのですが、何時に終わるかわからない
▽子どもがサッカーを習っているが、夏は暑く冬は寒い。同じ時間に話せるママがいればいいが、自分1人しかいない場合はつらい
【同率5位:コーチや講師が期待外れ(9人)】
▽他の人から評判と実際の講師の質が違いあまり効果がないことです
▽コーチの合う合わないで子どもの能力が伸ばせるかも少なからず関わってくるからです
▽体操教室での話ですが、どう見たってプロが教えているとは思えず、習って何か習得できるとは思えないのに月7000円も払わされているのがつらいです
【7位:その他(8人)】
▽子どもが習い事にやる気がないから
▽『子どもが機嫌が悪くてレッスンをやらない』何かのきっかけで子どもの機嫌が悪くなり、レッスンを一切やらないときは月謝や送迎した時間が無駄になるので、本当につらい
▽『先生との考え方の相違』相性の合わない先生から親同士仲良くしろだとか、見ていきましょうよと言ってくる
▽『スケジュール管理』中学生になり授業、部活動、交友関係など忙しくなって、習い事のスケジュールをあわせるのがめんどうになりました
▽『発表会等の行事』各種発表会等行事に共働きのためなかなか夫婦で参加できなかった事や、家庭も裕福ではなかったため、よその子達みたく素敵なドレス等準備できなかった
【8位:子どものお友達関係(4人)】
▽成長度合いによりギクシャクしたり馬鹿にされることもあるのでそこを親としてどの様にフォローしていくかとても考えさせられております
▽自分のことならなんとか折り合いもつけれるけれど子どものことだと、見ていて歯がゆい
▽子どもには毎日笑顔で楽しく過ごして欲しいので、お友達関係で辛い思いはして欲しくないです
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【出典】
▽おうち教材の森
https://naki-blog.com/study/