やっておいて良かった子ども時代の「習い事」 3位水泳、2位ピアノ、1位は芸は身を助く定番

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みなさんは子どもの頃にしていた習い事が、社会人になってから役に立ったことはありますか。全国の30代の男女503人、55~65歳の男女506人に調査をしたところ、子どもの頃に通っていた習い事で、“やっておいて良かった”と思うものは「書道」「ピアノ」などに回答が集まりました。また、7割以上の人が「社会人になってから、何かを“もう一度学びたい”と思った経験がある」と回答したそうです。

株式会社青月社が運営する『アフタースクール寺子屋』が、「子どもの頃の習い事とリカレント教育に関する調査」と題して2022年9月に実施した調査です。

はじめに、「子どもの頃に通っていた習い事で、“やっておいて良かった”と思うもの」を聞いたところ、「書道」(27.9%)、「ピアノ」(23.4%)、「水泳」(20.5%)と続きました。また、子どもの頃の習い事がビジネスで活きたエピソードについては、以下のようなコメントが寄せられたそうです。

▽忍耐力(30代男性/沖縄県)
▽英会話をやっていて、外国の人と話すことに抵抗がない(30代女性/愛知県)
▽判断能力やリーダーシップなどが仕事にも活かせているのではないかと思う(30代男性/宮城県)
▽色々やったおかげで新しいものを自分に習得させるコツは心得ていたかもしれない(30代女性/北海道)
▽運動系の習い事をしていたからか体力には自信があり、テキパキ動けるので会社からの評価も高い(30代女性/東京都)
▽子どもの頃に書道を習っていたので、勤務先で手書きの文書を自信を持って作成することができた(50代男性/京都府)

次に、「社会人になってから、何かを“もう一度学びたい”と思った経験はありますか」と聞いたところ、「数回はある」(42.6%)と「何度もある(31.4%)」を合わせると7割以上の人が「もう一度学びたいと思った経験がある」と回答。その一方で「もう一度学びたいと思った経験はまったくない」と答えた人は26.0%でした。

また、「もう一度学びたいと思った経験がある」と回答した人に「どういったことについて学びたいと思いましたか」と聞いたところ、「資格、検定のための専門分野」(61.9%)が最多だったほか、「英語」(47.5%)、「音楽」(21.2%)などが上位に挙げられたことから、即仕事に使えそうなスキルを身に付けたいと考える人が多いことがうかがえたといいます。

近年、社会人になってから仕事に必要な専門的な知識やスキルを再び学び直す『リカレント教育』が注目されています。そこで、「リカレント教育を受けたことはありますか」と聞いたところ、89.6%の人が「ない」と回答。

また、「今後、リカレント教育を受けてみたいと思いますか」と聞いたところ、「とてもそう思う」(10.9%)と「多少はそう思う」(52.3%)を合わせて6割以上の人が「リカレント教育を受けてみたいと思う」と回答しました。

リカレント教育を受けたことがある55~65歳の男女35人に「どのような形でリカレント教育を受けましたか」と聞いたところ、「専門書などの書籍による自主学習」(48.6%)、「通信教育」(37.1%)、「専用の集中講座の受講」(25.7%)、「大学、専門学校での受講」(25.7%)などが上位に挙げられました。

なお、「リカレント教育がビジネスで活きたと思うこと」について、全回答者に聞いたところ、「必要なスキルが身についた(30代男性/大阪府)」「ネイルを学びネイリストになった (30代女性/埼玉県)」「今の仕事がより理解できて効率の良いやり方がわかるようになった(30代女性/鹿児島県)」といった声が寄せられたそうです。

最後に、リカレント教育を受けたことがある55~65歳の男女35人に「リカレント教育を始めた時期」を聞いたところ、「30歳代」「40歳代」(いずれも31.4%)、「20歳代」(20.0%)という結果になりました。

また、「リカレント教育に対するイメージ」については、「資格取得」(62.9%)、「スキルアップ」(62.9%)、「生涯学習」(60.0%)といった回答が上位に並び、ビジネスにダイレクトに活かすためのものと捉えられていることがうかがえたそうです。

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調査を実施した同スクールは「現代では、平均寿命の延び、情報技術の進展、働き方改革などにより、子育てをしながら働いたり、定年後も新たな仕事に挑戦したりと、多様なライフスタイルやライフステージの変化に応じた生き方や働き方が求められています。働き方や生活スタイルの選択肢を増やすためにも、学び直しが重要です」と述べています。

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