コオロギの味ランクは「中の下」! 「美味しい昆虫の美味しい食べ方を紹介したい」「SDGsなんてその後の後」野食ハンターの投稿が話題

中将 タカノリ 中将 タカノリ

コオロギ昆虫食推進のシンボルとなっている風潮への批判がSNS上で大きな注目を集めている。

「昆虫食が色んな意味で話題ですが、野食ハンター的には『コオロギという"味ランク中の下"の虫が代表食材になってる限りは昆虫食推進には関わりづらい』ってのが本音。日本人は美味しいものならちゃんと食べる国民なんだから、美味しい昆虫の美味しい食べ方を紹介していきたい。SDGsなんてその後の後」と投稿したのは"野食ハンター"として数々の書籍を発表しYouTuberとしても活躍する茸本朗さん(@tetsuto_w)

たしかに近年、将来の食糧難対策やSDGsの観点から世界規模で昆虫食の推進運動が盛り上がっているが、数ある昆虫の中でもコオロギが注目される機会が多い。日本でも2020年に無印良品で「コオロギせんべい」が発売された際は大きな話題になった。

しかし、なぜコオロギなのか?茸本さんの投稿に対し、SNSユーザー達からは

「昆虫初文化を継承している長野県民の1人ですが、正直バッタ系は好きではありません。茸本さんが紹介してくれている、クワガタの幼虫や蜂の幼虫の方が間違いなく美味しいので、一度騙されて食べて頂きたいです。」
「昆虫の中でも旨味が強く、飼育も比較的楽らしいけど、適切な管理下に無いと悪食でクッソ不味いっていう点はあまり語られませんね。田舎のコンビニだとトイレ用具に群がってたりするのであまりいいイメージ持てませんねえ…」
「イモムシ系美味しいので好きです。ヤシオオオサの串焼きは死ぬまでに食べてみたいです!」

といった数多くの共感のコメントが寄せられる一方

「概ね同意!でも、コオロギ以外の昆虫って養殖技術確率してなくてコストがバカ高いor難しいものも多いし…。可能性としては蚕を食用に育てるとかでしょうか。絹用の蚕の蛹が不味いのは茹でてから時間が経ってしまっているためで、新鮮なものはおいしいとききました。」

などコオロギの食用推進に一定の理解を示す意見も寄せられた。

現在、コオロギが昆虫食の食材として重視されているのは雑食でなんでもよく食べ、かつ繁殖力が強いので養殖が容易なことが理由のようだ。しかし食とは多分に感覚的なもの。現時点であまりコストパフォーマンスにこだわる過ぎると、日本のような飽食の社会で昆虫食を普及させるのは困難かもしれない。

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