株式会社ユーグレナ(東京都港区)は、このほど「哲学的な深い話を好みやすい遺伝子タイプが多い都道府県(出生地)ランキング」の結果を発表しました。同ランキングによると、1位は「奈良県」となりました。
調査は、「ユーグレナ・マイヘルス 遺伝子解析サービス」「ジーンクエストALL」の利用者3万6875人のゲノムデータをもとに、2024年10月にインターネットで実施されました。
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同社は2024年4月に公式X(@myhealtheuglena)にて『みんなで遺伝子クエスト』のアンケートを実施。そこで得られた7つの研究テーマから「哲学的な深い話の好みやすさ」を取り上げ調査した結果、統計的に有意な関連がある遺伝子タイプを見つけることができたといいます。
同調査では、「浅い冗談話よりも、どちらかといえば哲学的な深い話を好む方ですか」という問いに対して、「全く当てはまらない」から「とても当てはまる」までを7段階に分けて集計。そこで得られた有効回答3901件をもとに、特徴的な遺伝子タイプが存在するか解析したところ、「遺伝子型 rs12109608」が「哲学的な深い話の好みやすさ」と統計的に有意な関連があることを発見、これを都道府県ごとに算出しランキング化しました。
その結果、「哲学的な深い話を好むタイプ」の人の割合が相対的に高い都道府県は、1位「奈良県」(27.38%)、2位「滋賀県」(26.78%)、3位「香川県」(25.71%)、4位「鳥取県」(25.38%)、5位「石川県」(24.75%)、6位「富山県」(24.14%)、7位「山形県」(23.95%)、8位「静岡県」(23.25%)、9位「埼玉県」(23.16%)、10位「広島県」(23.00%)となりました。
この結果について同社は、「見つかった遺伝子がどのようなメカニズムで”哲学的な深い話の好みやすさ”に関わっているかはまだ明らかにできていないが、今後研究を進める上での基礎データとなることが期待される」とコメントしています。
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ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストが提供する遺伝子解析サービスは、個人の健康リスク・体質などについて、350項目以上の遺伝子型を解析し、どのような病気にかかりやすいか、どのような体質の遺伝的傾向があるかについて、結果を提供するサービスです。