物価高騰が続いていますが、みなさんは値上げによって他社商品へ乗り換えたことはありますか。株式会社mitoriz(東京都港区)が、消費者購買行動レポートデータサービス『Point of Buy』の登録会員(平均年齢49.3歳)を対象に実施した「値上げ前・値上げ後のお買い物」に関するアンケートによると、値上げによる他社商品へ乗り換え(ブランドスイッチ)は、「ヨーグルト」「マヨネーズ」「納豆」などに起こりやすいことが分かったそうです。
調査は、2023年1月にインターネット上にて実施され、有効回答数は3018件でした。
まず、「昨年の同時期と比較して商品を購入する際に値上げを感じますか」と聞いたところ、「かなり感じる」「多少感じる」と回答した割合が多かったカテゴリは、「食品」(68.7%)、「日用雑貨」(55.1%)、「化粧品」(44.7%)などが上位に挙げられました。
次に、「値上げ後も値上げ前と変わらず同じブランドを購入し続けますか」と聞いたところ、「同じブランドを購入し続ける」と回答した割合が減少しているカテゴリは、「食品」(-3.6%)、「日用雑貨」(-3.4%)、「化粧品」(-2.9%)でした。
同社は「食品はブランドに関係なく、安い商品を購入する傾向があると言えるでしょう」とコメントしています。
さらに、「同じブランドを購入し続ける」と回答した割合が最も減少していた「食品カテゴリ」(28商品)を商品ごとに集計した結果、「同じブランドを購入し続ける」と回答した割合が大きく減少した商品は、「ヨーグルト」(-6.0%)、「マヨネーズ」(-5.8%)、「納豆」(-5.5%)などが上位に挙げられたほか、「インスタント袋麵」(-5.4%)、「カップ麺」(-4.6%)、「ビール」(-4.3%)といったブランドが確立されている商品も上位10位に入っていたそうです。
◇ ◇
【出典】
▽株式会社mitoriz
https://www.mitoriz.co.jp/