自動販売機でミルクティーを購入しようとボタンを押したら、出てきたのはコーヒーだった!商品の入れ間違えかな? そんな風に思ったけれど、ディスプレイにある見本のペットボトルをじっくり見ると…。巧みなトラップ、ありました。
「よく確認しなかったワイが悪い」。こんな文言とともに、自販機の写真3枚をSNSに投稿したのは、ツイッター名しょんごさん。1月28日、愛媛県にある自販機で「午後の紅茶ミルクティー」を買おうとボタンを押した。でも出てきたのはコーヒーの「プレミアムボス」。ディスプレイを見ても、やっぱり午後の紅茶ミルクティー。
何かがおかしい。ディスプレイをよく見ると、隣にあるコーヒー缶は実物の缶が展示されているのに、午後の紅茶はプラスチックのような貼り紙になっていた。冗談半分で横から覗くと、貼り紙の裏側にコーヒーの缶が隠れていた。「ユーモアがある感じだなと笑ってしまいました。自販機を補充するのも人の仕事ですし、ミスが起こることもあるかと思います」としょんごさん。面白さがあって怒りは覚えず、コーヒーはおいしくいただいたという。
巧みな隠れ技にツイッターでは「普通にトラップだろ」「初めて自販機の詐欺見た」などの声が続々。現役の自販機店員からも返信があり、違う商品が出てきた理由を「商品変更の時にグループ分けするのを忘れていたからだと思う。同じ業界として僕からも謝らせていただきます」としていた。
ちなみに、自販機の横には電話番号が書かれた表示がある。連絡すると、返金や商品交換の対応をしてもらえるという。