パイプで水槽を行き来できるのに…なかなか行かない メダカたちの社会性が分かる実験に「どうしたら冒険が始まるのか不思議」

中将 タカノリ 中将 タカノリ

メダカの空間認知能力と社会性を検証した「実験」がSNS上で大きな注目を集めている。

「メダカの空中回廊作った。メダカたちは、この宇宙(水槽)の理が更新されたことにまだ気づいていないようだ。パイプの中に入っても、外の水位よりも上には行こうとしない。」とこの実験を紹介したのは木彫り作家の川崎誠二さん(@uko3000)。

2つの水槽の間にパイプの"空中回廊"をもうけて、メダカたちの動向を見守る川崎さん。

初めはパイプに入ってもけっして水槽の水位より上には行こうとしなかったメダカたちが、最後には水槽間を行き来するようになる様子は、なんだか人間社会にも通じるような気がしてなんとも愉しい。

川崎さんの壮大な実験に対し、SNSユーザー達からは
「メダカは視覚で判断してるので行ける気づくまでは時間かかるかもですね。メダカの入った容器の外に絵を描いた紙を置いて容器の周りをゆっくり回すと着いてくるのは有名な実験ですねw」
「これはおもしろいし、不思議ですね。どんな条件が整えられて揃うと、冒険が始まるのかすごい興味があります。水流が違うとなると、あの大きな眼で光の屈折や水位を認識しているのか等、色んなことが気になってきます。」
「人間でいうと透明の階段を上るような感覚なんですかね あれ行けるけど、どこまで続いてるのかわからないから思い切って進めない」
など数々の声が寄せられている。

川崎さんにお話を聞いた。

ーーこの空中回廊を作ろうと思われたきっかけをお聞かせください。

川崎:実験というふうに見ているコメントもたくさんいただいていますが、私としては実験という意識はそれほどありません。やってみたかったことをやっただけで、それに付随して観察や類推・空想をしてみたというところです。きっかけはサイフォンを作りたかったからです。中空を水を通すということ自体やってみたかったんです。さらには、メダカがその中空をフワフワ泳いでいるのを見たいと思いました。

ーー結果、印象的だったことをお聞かせください。

川崎:ツイートにもあるように、メダカが水面を認識しているらしいということ、水面を超えない方が良いとおもっているらしいということです。またメダカが社会的な要素を持っているようだということです。

ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。

川崎:想像の100倍、1000倍くらい反応があって驚きました。私の視点や表現を多くの人に面白がってもらえてとても嬉しいです。

◇ ◇

メダカたちの変化は画像だけでなく複数の動画でも記録されている。なかなかここまで細やかには観察できない貴重な記録なので、ご興味ある方はぜひ川崎さんのSNS投稿をご覧になっていただきたい。

なお、今回の話題を提供してくれた川崎さんは日々、様々な作品をSNS上で紹介。

また昨年9月には木彫りの作り方を解説した著作「川崎誠二の小さな木彫り」(ナツメ社)を、昨年12月には木彫りを原型にしたガチャシリーズ「川崎誠二の木彫りの動物たち マスコットフィギュア2」(Qualia)を発売している。独特の温かみ、可愛らしさをもつ川崎さんの木彫りの世界をぜひ多くの人に体感してほしいと思う。

川崎誠二さん関連情報

Twitterアカウント:https://twitter.com/uko3000

著作「川崎誠二の小さな木彫り」:https://seiji-kawasaki.stores.jp/items/62bd06ce40ebf05a02290c28

ガチャシリーズ「川崎誠二の木彫りの動物たち マスコットフィギュア2」:https://qualia-45.jp/distinations/kibori_animal_mf2/

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