読者の方の「ひとこと体験談」を募集し、そのエピソードを漫画にして公開されているしろやぎ秋吾さん(@siroyagishugo)。さまざまな方の多種多様な体験を紹介し話題となっていますが、そのひとつである『クリスマスの忘れられない出来事』にも、多くの反響がありました。
12月3日に公開された第15弾では、プレゼントを通じた姉妹愛にまつわるエピソードを紹介。
投稿者の方は、子どもの頃はあまり裕福ではなかったそう。しかし、小学校一年生の時、一度だけサンタが来てくれたことがあり、プレゼントをもらえたことを姉と一緒に大喜びします。
それから20年経って、ふとその時のことを思い出した投稿者。
「お母さん、忙しかったのに、よく準備してくれたよね」
何気なくお姉さんに言ったところ、予想もしなかった言葉を聞くことになります。
「あれ私やで」
なんと、プレゼントは母親が用意してくれたのではなく、お姉さんが自分のおこづかいで買ってくれたものだったのでした。
なんとも心温まるエピソード。ツイートのリプ欄にも感動の声が寄せられています。
「切ないけど、素敵な話ですね。胸がギュッて締め付けられました」
「お姉ちゃん違和感がないように自分のも用意してるの子供なのに神配慮!!」
「サンタクロースの正体は母親と父親が多いけど、意外と身近な人もサンタクロースになれるんだね」
「初めて4コマ漫画で泣きました」
「貴女こそが妹さんのサンタクロース(*´ω`*)」
一方で、自分の兄弟・姉妹にまつわる思い出を紹介する人も。
「私も小学校低学年くらいの時に、一度だけ枕元にお菓子が入ってるサンタのブーツが届いてて本当にサンタさんが来た!って大喜びしたのをいまだに覚えてます。それが9歳上の姉からだと20過ぎてから知って感動&嬉しかった」
という漫画の内容に似た感動的な話がある一方で、
「弟のクリスマスプレゼントが羨ましくて弟が起きる前にプレゼントすり替えた兄が通ります」
という別の意味で驚きのコメントも(笑)。皆にとって特別な日であるクリスマス。それぞれにそれぞれの思い出があるのですね。
たくさんのクリスマスのエピソードを漫画化
しろやぎ秋吾さんは、他にもたくさんのクリスマスにまつわる想い出について、漫画で紹介されています。
上で紹介したような心温まる体験談のほか、少し物悲しくなるような話、クスッと笑ってしまうエピソードなど、内容は多種多様です。
クリスマス漫画を描かれているしろやぎ秋吾さんに聞きました。
――これまでのクリスマスにまつわる投稿で、ご自身でも特に印象に残ったものはありましたか?
しろやぎ秋吾さん:「第2弾」のゲームをプレゼントしてもらったエピソードです。初めてゲーム機を開封する感覚が自分もすごく共感して描きました。スーパーファミコンの重量感や新品の匂い…懐かしい…。
――ご自身にも、クリスマスの印象深い思い出はありますか?
しろやぎ秋吾さん:子供が小さい頃、自分がサンタの衣装を着てプレゼントを届けたら子どもに怖がられて大泣きされたことです。
――それは切ないです。クリスマスの漫画のほか、皆さんのさまざまな思い出や体験談を紹介されていますが、どこかノスタルジックな気分になる作品が多いですね!
しろやぎ秋吾さん:ノスタルジーを感じてもらえて嬉しいです。意識はしてないですけど、自分もそんな雰囲気が好きなんだと思います。
――その他にも、笑ったり懐かしさを覚えたり感動したり…色々な気分にさせてくれるエピソードの数々が魅力だと感じました。色々な話を漫画として発信する際に、気を付けているポイントなどはありますか?
しろやぎ秋吾さん:やさしいほっこり話が多めですが、そればかりじゃ退屈ですし、いろんな感情になってもらいたい。イラッとしたり、しょんぼりしたり、はっちゃけたり、ゾッとしたり――そんな感情の波をつくるようなイメージで漫画を出す順番を考えています。
◇ ◇
しろやぎ秋吾さんは、今回のクリスマスの話のほか、『ちょっと怖い話』、『たぶん私だけの小さな幸せ』、『お年寄りにキュンとした出来事』など、さまざまなジャンルのひとこと体験談を漫画化しています。
「体験談はツイッターやインスタのDMで受付中なので教えてください!」とのことです。
なお、まいどなニュースでは、“誘拐”にまつわる『怖い話』なども紹介させていただきました。
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