ペットロスで泣き暮らしていたとき、「育児放棄」されたサビ猫と運命の出会い 神経質なツンデレぶりに飼い主もすっかり虜

渡辺 陽 渡辺 陽

サビ猫のサビ柄がすごかった!

ぽてとちゃん(2歳・メス)は、野良猫が産んだ子猫だったが、まだ若い母猫はぽてとちゃんを育児放棄した。そのため個人のボランティアが保護して、ミルクを飲ませて育てたそうだ。猫風邪の状態が悪く、一時は生死の境をさまようほどだったという。母猫と兄弟も保護されて、それぞれ里親の元で暮らしているそうだ。

千葉県に住む村井さんは三毛猫のツナちゃんを飼っていた。ツナちゃんは元野良猫で、4歳くらいの時に迎えたが、出会った時にはもうすでに白血病と猫エイズのダブルキャリアで、6歳の時に発症して動物病院で亡くなってしまった。村井さんは亡骸を前にして泣き崩れたという。その後は寂しくてペットロスになり、毎日泣いて暮らしていた。

しかし、2020年8月中旬、猫の譲渡会があることを知り、猫を飼うと決めたわけではなかったが参加してみることに。その会場に貼られていたポスターに載っていたのが、ぽてとちゃんだった。

「譲渡会には参加していなかったのですが、サビ柄の虜になりました。ノーズシャドウに見えるような鼻筋の柄、二色に別れた顎の色、腕や脚に出てるハッキリとした茶トラ柄!! この子に会いたいと思い、後日、保護主さんのお宅でお見合いして一旦帰宅したのですが、やはりぽてとと暮らしたいと思い、お迎えすることにしたのです」

初日からすっかりくつろぐ

8月30日、保護主さんがぽてとちゃんを連れてきてくれた。ぽてとちゃんは全く緊張することも怖がることもなく、たくさん遊んで、へそ天で寝ていた。

ただ、ごはんの選り好みが激しいことだけが悩みだった。好きなものしか食べず、魚は嫌いなようなので、お肉ベースのカリカリごはんに落ち着いたそうだ。

ぽてとちゃんは神経質なツンデレ猫。後から迎えたハクくんと追いかけっこしたり、プロレスをするのが好きだ。村井さんにとって、猫はとにかく愛おしい存在なんだという。

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