「年越しそば」を毎年食べている人は7割以上 ちなみに…みんないつ食べてるの?

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大晦日に食べる「年越しそば」は、日本の歳末の風物詩ともなっている風習・食文化です。そこで、全国の20代~60代男女1023人に「年越しそば」について調査をしたところ、7割以上の人が「年越しそばを毎年食べている」と回答しました。また、年越しそばを食べる時間帯については、約6割の人が「夜」と回答したそうです。

株式会社YAY(東京都葛飾区)が、「年越しそばに関する調査」と題して2022年11月に実施した調査で、20代(203人)、30代(204人)、40代(205人)、50代(207人)、60代(204人)の人から回答を得たといいます。

まず、「年越しそばは毎年食べていますか」と聞いたところ、「毎年必ず食べている」(48.8%)、「なるべく毎年食べるようにしている(基本的には毎年食べるようにしている)」(25.5%)、「年によっては食べることがある(食べない年の方が多い)」(14.8%)、「全く食べない」(10.9%)という結果になりました。

これを年代別でみると、「20代」では「毎年必ず食べている」人は41.9%、「全く食べない」人は16.8%となり、「毎年必ず食べている」の割合が低くなり「全く食べない」が増えているものの、若い世代の人も4割以上が毎年必ず年越しそばを食べていることがうかがえたそうです。

また、「年越しそばを全く食べない」と回答した人以外の911人に、「年越しそばを食べる時間帯(比較的食べる時間で多いもの)」を聞いたところ、「夜」(60.7%)、「年越し直前」(26.3%)、「昼」(6.6%)、「年を越してから」(5.1%)、「朝」(1.3%)という結果になりました。

次に、「年越しそばへのこだわり」については、「できれば美味しいそばを食べたいが強いこだわりはない」(42.3%)、「慣習のようなものなので、そこまでこだわりはない」(25.3%)、「全くこだわりはない」(16.9%)、「絶対に美味しいそばを食べたい」(15.5%)という結果になりました。

また、「どのようなそばを食べることが多いですか(特に食べることが多いもののみ)」と聞いたところ、「自宅で作ったそば(麺だけ購入)」(51.1%)、「スーパー・コンビニのそば」(16.8%)、「カップそば」(14.9%)、「そば屋のそば」(10.4%)、「冷凍食品のそば」(4.0%)と続き、少数ではあるものの、「自宅で作ったそば(麺から作った)」(2.0%)という回答もあったそうです。

続いて、「年越しそばを作る時、何にこだわって作りますか」と聞いたところ、「特にこだわりはない」(71.6%)、「そばの具材」(15.3%)、「特製のつけ汁を作っている」(6.4%)、「有名な産地の麺を取り寄せる」(5.1%)といった回答が上位に並びました。また、具体的なこだわりについて回答者からは以下のようなコメントが寄せられたそうです。

▽8割以上のそばを買って、鴨出汁でつゆを作っている(30代女性/北海道)
▽そこまでこだわりはないけど、買ってきて茹でずにそのまま食べられるような蕎麦は食べたくない(30代女性/愛知県)
▽家族で手打ちの蕎麦を作って、それぞれ自分の蕎麦を年越し蕎麦として食べています。自家製蕎麦打ちセットがあれば簡単にできますよ(30代男性/大阪府)
▽信州そばを購入することが多いですが、山形県の鶏蕎麦などの美味しい蕎麦のセットを購入することもあります。あとはシンプルな薬味で食べています(40代女性/愛知県)
▽お蕎麦屋さんのテイクアウトのお蕎麦と出汁を購入して、作りたて天ぷらやかき揚げを買う(50代女性/岡山県)
▽十割そばを家でゆでるか、生蕎麦を購入して自家製の温ったかなつゆで食べる(60代男性/兵庫県)

   ◇   ◇

調査を実施した同社は「『年越しそば』には、そばのように細く長く長寿を願い、また、そばは切れやすいことから一年間の災いや厄を切るといった意味があります。大晦日にそばを食べる風習は、日本に深く定着しているといえるでしょう」と述べています。

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