明日から師走、月日が経つのは早いものですね。お子さんのいる家庭では今年のクリスマスプレゼント「どうしよう?」と思案する時期でもあります。予算的に青天井というわけにもいかないけれど、最初から「いくらまで」とドライに言うのも夢がありません。あるご家庭ではあるルールを決めて、子どもたちを納得させているといます。
耳たぶ吸ってたも〜れさん(@shishmaref)はTwitterに「サンタさんにも予算あるじゃないですか。なのでうちは『お父さんとお母さんがサンタ基金に一定額支払っておりその金額に応じたプレゼントが来る。基金のうち一部のお金が恵まれない子供のためのプレゼント代になる』と説明しており、何故か子供達も納得しているので、良かったら使ってください」と投稿。
さらに、「あと『サンタも早割がきくから11月中旬までにプレゼント申告する必要がある。変更は無理』という仕様。嘘から出た真じゃないですけど、とりあえずサンタの季節には何らかの子供支援団体に寄付もするようにしている」と続けました。
ネット反応「ぜひ、使わせていただきます」
このツイートを見た人からは、
「小1娘から『マイクラがスムーズにできるデスクトップPCをサンタさんに頼むんだ』と言われて、困っていました。ぜひ、使わせていただきます」
「うちもそんな感じでした。お父さんとお母さんの出したお金の一部が、プレゼントを買えないお家の子供用のプレゼントに当てられるんだそうです」
という反響があり、「いいね」は1.6万件にもなりました。
投稿者さんにお話を聞きました。
ーーお子さんは何人ですか。いつからこの方式なのでしょうか。
「2人です。いつ頃だったかハッキリとは覚えていないのですが、上の子が年長の頃にはサンタ基金の設定を話していたように思います。年々設定が細かくなり、今の形に落ち着きました」
ーーなぜサンタ基金にされたのでしょうか。
「確かSwitchを欲しがった時に、『高いからダメ』な理由を説明する必要に迫られたように記憶しています。『あくまでサンタさんからプレゼントはくる』と『親の懐も痛む』を同時に説明するには、基金設定がちょうど良かったんです。Switchは翌年、サンタに渡す予定だったお金+誕生日プレゼント+お年玉ということでプレゼントしました」
ーー「基金の一部は恵まれない子供のためのプレゼント代になる」というのも面白いですね。
「ここはツイートではちょっと省いたのですが、『お家の方針で親がサンタ基金に加入してないと、プレゼントが来ない。サンタが来ない家は、そういうお家の方針。でも、世界には親がいないとか家が貧しくてプレゼント代を払えないとか、恵まれない子もいるから、そういう子にはサンタ基金が資産を運用して、運用した資金から国連を通じてプレゼントを配っている』みたいな、とりあえず子供をだませそうな設定を盛り盛りにしつつ煙にまいた感じです」
ーー実際に寄付されているのでしょうか。
「まあ、ただの嘘なのですが、それもどうかと思う気持ちもあり、ユニセフやあしなが等の児童の支援団体にこっそり寄付することで、辻褄を合わせるようにしています」
ーープレゼントはお子様が選ばれるのでしょうか。
「一度欲しい物を聞いて、買えそうな額ならそのまま採用し、高過ぎる場合には、『そこまでサンタにお金払えない』と伝えています。あと、絶版になってる物等、物理的に購入できない物を頼まれた時には、『サンタさんは昔ながらのシンプルなおもちゃは自前のおもちゃ工場で作れるが、そうでない物は流通に乗っている物を購入して届けてくれているので、売ってないものは届けられない』とも伝えています」
ーーお子さんはサンタさんが来るのを楽しみにしていますか。
「はい。ただ、上の子はもう流石に気づいている感じです。『サンタとお母さんからプレゼントをもらうのどっちが良いか』と尋ねたら、『サンタが良い。夢があるから』と言っていました」
ーーいつまでサンタさんの夢を見させてあげたいと思いますか。
「本人が夢を見たいと言っている間は、サンタ基金制度を継続しようかなと思っています」
なお、投稿者さんは「もしクリスマスに寄付するのであれば、どの団体でも施設でも良いと思うのですが、現金で寄付するのが良いと思います。間違ってもお古のおもちゃとか送ったらだめよ。新品で送るなら先方に欲しいもの確認してから送ってね。サンタクロースとのお約束だよ」ともツイートしています。このお約束、ぜひ守ってくださいね!