クリスマスが近づくと、パパママは大変?! 子どもたちからサンタさんへの橋渡し(?)やプレゼント隠しなど、この時期に「あるある」と共感したくなる漫画がTwitterに投稿されています。
「プレゼントの箱を置いておきたいサンタさんへ」で始まる4コマ漫画は、(1)まず買ってきた贈り物の包装を慎重に解き→(2)箱に貼られているセロテープを切り→(3)再び包装→(4)当日、大興奮の子どもに箱をビリビリにされない!という、準備の工夫が描かれています。
この細やかな視点には、「今すぐやります!」「なんという心配り!簡単にしておくとか思いもつかず。なんともすばらしい!」「わかりみが深くて思わずリプです」と絶賛コメントが続出しました。
この作品の著者は、大阪在住で会社員として働きながら、漫画やイラストを描いているあおむろひろゆきさん(@aomuro)。2児のパパとして等身大の育児エッセイなども刊行され、日々「生活漫画」を発信しています。
ーープレゼント箱の4コマ、感心しました!実際の経験からですか?
ありがとうございます。子どもたちとの生活の中で思いつきました。箱がビリビリになるのを防止するためでもあるのですが、子どもがプレゼントを開封するシーンを撮影してると、テープを貼ったままだと「テープとって~!」と言われ、撮影を中断することもあり、この方法を取るようになりました。
ーーほかにも、コロナ禍の入国制限で子どもから「サンタさん大丈夫?」と心配されるエピソードなど、思わずクスッとなります。
それは、先日8歳になった娘の言動ですね。ほかに、5歳の息子とサンタに手紙を書いていたので「パパもプレゼント欲しい」と言ったら「いっぺん書いてみたらいいやん。大人ってバレへんかもしれんよ」と熱心に勧められ、罪悪感を感じてしまったことも。すべて実際にあったお話です。
ーーこの時期ならではの、パパママのあるあるですね。
妻と子どもの前でクリスマスプレゼントの話をするときは、バレないように隠語を使ってやりとりしています。「クリスマスプレゼント」は「XP」というコードネームで、例えば「XPどこに置いとく?」みたいに使っています。
「子どもの発想力に驚かされます」
あおむろさんは、娘さんが生まれた7年前からTwitterで生活漫画を発表し、作品数は今年で通算1000本を超えたそうです。
ーーひとつの作品にどれぐらいの時間がかかりますか?
ボールペン一発描きで、所要時間は15分くらい。忙しくてゆっくり絵を描く時間がない中で、日々のことを日記のように残したいなあと考えた結果、この一発描き方式を取るようになりました。
ーー漫画を描く際に心がけていることはありますか?
心がけとしては当たり前のことですが、漫画を読んで傷つく人がいないようにということと、自分の子どもが読んで嫌な気持ちにならないように、ということは気をつけています。
ーーほかにも、子育てでおもしろいと感じることは?
たまに子どもたちが即興でミュージカルのようなものをやってくれるのですが、ちゃんとオチや笑わせるところも考えられていて、毎回大笑いしていますね。子どものやわらかい発想力には驚かされます。
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SNSでの発信について、読者に「いつも読んでいただき、本当にありがとうございます。これからもちょこちょこと描いてまいります」と感謝していたあおむろさん。日々の子育てで、笑って共感できるお話があふれています。
■あおむろさんTwitter https://twitter.com/aomuro
■あおむろさん公式サイト https://aomuro.com/