兵庫県神戸市の神戸ポートピアホテルでは敷地内で初めて採取したハチミツ「Portopia Honey」（ポートピアハニー）を使ったスイーツを提供し、話題を呼んでいる。10月末までの土・日曜日、祝日限定でダイニングカフェ「SOCO（ソーコー）」で「ハニースイーツ＆ハロウィンブッフェ」を開催。なぜ、ホテルでハチミツを。早速、訪れてみた。
ポートアイランド初の養蜂で採取したハチミツ
41年前、神戸市の須磨高倉の山を切り拓いた土砂で、誕生した人工島がポートアイランドだ。緑や公園が多く、中央緑地のビオトープには様々な生き物が生息し、今では豊かな自然環境になっている。
そんなポートアイランドにある神戸ポートピアホテルでは、ミツバチを飼育する養蜂が、植物の繫栄を促しCO2削減の一助になり、SDGsへの取り組みにもつながると注目。2022年に敷地内の一角に初めて2群の巣箱を設置し、5月上旬から7月上旬にかけて150kg以上のハチミツの採取に成功したという。正真正銘、神戸ポートピアホテルならびにポートアイランド初めて取れたハチミツだ。
敷地内で採取された純粋ハチミツを瓶詰めにし、この8月に売り出したところ、5日間で完売するほどの人気だった。実際にポートピアハニーを味わったら、さっぱりとした上品な甘味で、ほんのりと花の香りが鼻をくすぐる。
ホテル側では「ポートピアハニー」の魅力をより多くの方に伝えたい、とダイニングカフェ「SOCO」のハロウィンビュッフェとして「ポートピアハニーを使ったスイーツ3種類をお出しすることにしました」と営業企画の川中佑一さんは話す。
ハチミツを使った風味豊かなスイーツに舌鼓
今回の「ハニースイーツ＆ハロウィンブッフェ」の目玉はポートピアハニーを使用したスイーツ3種だ。テーブルに着くとウェルカムスイーツとして出てくるのが「ハニカムムース」だ。これはポートピアハニーを使ったムースに、ヌガーとドライフルーツがミックスされている。さらに、はちの巣模様が描かれたプレートにはミツバチの形をしたチョコレートがちょこんと乗っていて、あまりに愛らしくて、女子受けしそう。
この他にも、ポートピアハニーを使用したスイーツは、ふんわりと焼き上げたシフォンケーキと、しっとり生地でクリームを巻いたロールケーキの２種がある。ケーキのそばには「ポートピアハニーを使用」のメニューポップが添えられているので、他のケーキと間違えることはなさそうだ。
ホテル側によると、ポートピアハニーの自然な美味しさをより感じてもらうために、シンプルなスイーツに仕上げたという。3種類のポートピアハニーを使ったスイーツ以外にもおすすめのスイーツがズラリと並んでいる。たとえば、ドーム型が特徴的なイタリア生まれのスイーツ「ズコット」、シチリア島発祥でドライフルーツやナッツがたっぷりと入った「カッサータ」など話題のスイーツも要マークだ。
セイボリーには、蜘蛛に覆われたようなビジュアルの「スパイダーカナッペ」やインパクト大の目玉のような見た目の「デビルエッグ」や「オリーブと蛸の目玉風ピンチョス」など、ハロウィンにぴったりのフードも約20種並び、目も舌も楽しませてくれている。
神戸ポートピアホテル生まれの、ちょっと変わったハチミツを使ったスイーツを楽しんで、ハロウィン気分を味わってみるのはいかがだろうか。
◇「ハニースイーツ＆ハロウィンブッフェ」
開催期間：2022年10月30日（日）までの土・日、祝日／ランチ12：00～15：00、ディナー17：00～21：00（最終入店 各30分前）※90分制／料金；ランチ＝大人4500円、小学生2500円、幼児1500円、ディナー＝大人5000円、小学生3000円。幼児2000円※3歳以下無料※ソフトドリンク飲み放題付き
場所：ダイニングカフェ「SOCO」神戸ポートピアホテル本館2F（神戸市中央区港島中町6-10-1、ポートライナー市民広場駅下車すぐ）
https://www.portopia.co.jp/restaurant/detail/soco/fair/#!fair-
