旅行中に交通事故に遭った都道府県は? 2位は「東京都」、1位は「北海道」

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株式会社Agooraが運営する弁護士相談ポータルサイト「交通事故弁護士相談広場」は、このほど「旅先での自動車事故の実態調査」の調査結果を発表しました。同調査によると、旅行中の運転者が交通事故に遭った旅行先で最も多かったのは「北海道」でした。また、旅先の交通事故原因については「運転時の判断ミス」「安全不確認」などが挙げられたそうです。

2022年8月に実施された調査です。まず、全国の20~69歳以下の男女6000人を対象として予備調査を実施。その後、事故時の状況等についての本調査では172人から回答を得たといいます。

まず、予備調査として全国の20~69歳以下の男女6000人に「旅行中の旅先で交通事故に遭った経験」を聞いたところ、8.13%の人が「旅先で交通事故に遭ったことがある」と回答。ちなみに、2021年の全人口に対する交通事故の遭遇率は0.24%で、人口あたり交通事故遭遇率と比較すると、旅先での交通事故遭遇率は決して低くない割合であることがわかったそうです。

また、「旅先で交通事故に遭ったことがある」と回答した人に「交通事故に遭った際の状況」を聞いたところ、「運転中」(45.9%)が最多に。次いで、「家族や友人の運転する車に同乗中」(30.53%)、「歩行中」(15.16%)と続きました。

これら予備調査の結果から、旅行中の旅先での自動車運転中に交通事故に遭った経験のある人は172人となりました。これを性別でみると、旅先での運転中に事故に遭ったのは「男性」が137人と非常に多く、「女性」の35人と比べて約4倍近くという結果だったそうです。

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予備調査で抽出した172人に「交通事故に遭った際の旅行先」を聞いたところ、「北海道」(11人)が最多に。次いで、「東京都」(9人)、「愛知県」「沖縄県」「長野県」(いずれも5人)「埼玉県」「神奈川県」「静岡県」(いずれも4人)という結果になり、観光地と都市部での事故が多いことがうかがえたといいます。

次に、「事故に遭った時期」を聞いたところ、「5月」「8月」(いずれも17人)、「7月」(11人)と続き、ゴールデンウィーク中や夏休み期間といった休暇の多い時期の旅行で、交通事故に遭いやすかったことがうかがえたそうです。

また、「事故に遭った時間帯」については、「午後0~3時」(34%)、「午後3~6時」(29%)となり、合わせて63%が「午後0~6時」の日中時間帯であることが判明したそうです。

続いて、「旅行先での交通事故でぶつかった相手」を聞いたところ、76%の人が「自動車」と回答。また、「自動車とぶつかった」と回答した人に「自動車同士での事故に遭った際の状況」を聞いたところ、「後の車からの追突」(28.95%)、「交差点での出会い頭の衝突」「駐停車中の追突・接触」(いずれも17.11%)、「前の車に追突」(14.47%)と続き、「前後の車での追突事故」が43.42%と、他の事故パターンと比較して倍以上だった一方で、一般的に起こりやすい事故パターンとして知られる「右折・左折時の衝突」は6.58%にとどまっていたそうです。

「自動車とぶつかった」と回答した人に「事故に遭った場所」について聞いたところ、「交差点」(36.84%)、「一般単路(道路の直線区間/交差点・トンネル・踏切・橋以外の道路)」(31.58%)、「駐車場」(13.16%)と続き、全体の6割以上が「ふつうの道路」で起きていることがわかりました。

旅先で交通事故に遭った100人に「事故原因」を聞いたところ、「運転時の判断ミス」(32人)、「運転時に安全確認を怠った」(29人)、「運転操作のミス」(20人)といった回答が上位に並びました。

最後に、「旅先での交通事故で自分や相手、双方の同乗者などに怪我人は出ましたか」と聞いたところ、「人身事故になったケース」は22%、「怪我人はなく物損事故になったケース」は78%という結果に。また、「事故に遭った際の最寄りの警察への連絡」については、80%の人が「連絡した」と回答したそうです。

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