あなたのスマホ依存度は? 約8割が「スマホ依存している」と回答…「少し時間が空くとスマホを開く」

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近年スマホの使用時間は増加傾向にありますが、実態はどのようなものなのでしょうか。全国のスマホ所有者に調査をしたところ、約8割の人が「スマホ依存している」と回答しました。また、自身がスマホに依存していると思う理由は、「スマホを見ているうちに無意識に時間が経っている」「少し時間が空くとスマホを開いている」などに回答が集まったそうです。

キャリアや就職・転職全般に関する各種調査などを行う「Job総研」を運営する株式会社ライボが、2022年8月~9月の期間に「2022年 スマホ依存の実態調査」と題して実施した調査です。20人~1000人以上規模の会社に所属し、1年以内~10年以上勤務している18~59歳の男女2215人から回答を得ました。

まず、自身のスマホ依存度をチェック表(10項目)にて回答してもらい、そのチェック項目数によって依存度を出した結果、「3〜5項目(やや依存している)」が最も多く40.0%、次いで、「6〜8項目(依存している)」が32.0%、「9項目(かなり依存している)」が7.6%と、合わせて79.6%が「依存している派」という結果になりました。

これを男女別で見ると、男性のスマホ依存度が75.1%に対し、女性は87.6%と、女性の方が12.5ポイント高くなっていたそうです。さらに、年代別では「20代」が81.0%で最も高くなった一方で「50代」では64.9%と、年代が上がるにつれ依存度が下がる傾向が見られたといいます。

また、「自身がスマホに依存していると思う理由」については、「スマホを見ているうちに無意識に時間が経っている」(75.3%)、「少し時間が空くとスマホを開いている」(64.2%)、「特に見るものがなくてもスマホをチェックしている」(54.3%)、「スマホなしでは1日過ごせないと思う」(54.1%)、「購入時よりスマホの使用時間が増えている」(52.1%)といった回答が上位に並びました。

続いて、「コロナ禍前後でスマホを使用する時間に増減」を聞いたところ、コロナ禍でのスマホ使用時間は「すごく増えた」(22.6%)、「増えた」(32.2%)、「やや増えた」(24.0%)を合わせて78.8%の人が「増えた」と回答。増えた理由については、「コロナ禍で人と会う機会が減ったから」「コロナ禍の行動制限による孤独感を埋めるため」「在宅時間の増加で暇な時間を埋めるため」などが挙げられました。

また、「コロナ禍前後のスマホ使用の増加時間」を具体的にみると、コロナ前では1日平均「3時間32分(212分)」だったのに対して、コロナ禍では1日平均「4時間54分(294分)」と、全体で1時間22分(82分)増加している結果になりました。なお、1日の最長使用時間は「18時間(1080分)」だったそうです。

次に、「スマホを使用する目的」を聞いたところ、「コミュニケーション(SNS含む)」(87.1%)が最多に。次いで、「動画視聴(ライブ配信含む)」(77.1%)、「情報取集」(58.7%)、「音楽視聴」(54.0%)、「ショッピング」(51.2%)といった回答が上位に並びました。

最後に、「スマホで最も長時間使用するもの」を聞いたところ、「動画視聴(ライブ配信含む)」(38.8%)が最も多く、1日の平気使用時間は約2時間36分(156分)でした。次いで、「コミュニケーション(SNS含む)」(26.2%)で約2時間20分(140分)、「情報取集」(13.9%)で約2時間26分(146分)と続きました。なお、回答者からはスマホ依存について以下のようなコメントが寄せられたそうです。

【否定派】
▽スマホを家などに忘れてしまうと1日中落ち着かない
▽無意識のうちにスマホ依存になっている気がする
▽できるだけスマホから離れるようにしているが意識的でも難しい
▽目的もなくスマホを見て無駄な時間を過ごさないようにしたいと思う
▽視力低下にもつながるため使用時間を意識的に減らそうと思う

【肯定派】
▽現代では生活のほとんどがスマホに詰まっているので「依存」というより「適応」が正しい
▽プライベートで暇つぶしになるしストレス発散ができているので依存を治すつもりはない
▽確かに依存が多いとは思うがなくてはならないものになってはいるので仕方ないと思う
▽スマホは生きていく上でなくてはならない生活必需品になっているので仕方ない
▽ゲームや動画など無駄な時間と思いきやコミュニケーションの一環になっている

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