「NECのスマホ入荷しました」とのコメントとともに投稿された電話機の画像が話題です。確かに最近見たことのないフォルムですよね。もしかしたら最新式なんですかね!? …そんな感じで、みなさんいろいろとツッコミまくってます。
中古パソコン・オーディオ機器などを取り扱っているハードオフ西所沢店の公式アカウント(@hardoff_nishito)が10月15日、Twitterに投稿しました。もちろん最新式の「スマホ」ではなく、年代物のダイヤル電話機のようです。本体のレトロフィーチャーなデザインに加えて、機器が収納されていたであろう箱に描かれた「スマートホン」の文字が気になります。
画像をアップした同店に聞きました。
―こちらの電話機、どのようにしてお店にやってきたのですか?
「お客様が買い取ってほしいと持ち込まれた荷物の中にありました。珍しかったので写真に撮っただけです」
―でも、とても貴重な発見のように感じます。
「Twitterで話題になったので、現在はお店のスマホコーナーに展示しています」
―あら、売り物ではなくなってしまったのですね。
「動作するかどうかの確認はしていませんし、もし購入される方がいたとしてもインテリアとしてしか使えないと思いますので…。もしも販売するにしても、何百円とか千円とか…その程度の値段ではないでしょうか」
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ちなみにこの電話機…どのような製品だったのでしょうか。NECに同店のTwitter投稿を見てもらって話を聞いたところ、「1966年に発売した、600系小型電話機」とのこと。当時多く見られたダイヤル型の黒電話を、「通話品質を維持しながら小型化した」といい、日本国内では「スマートホン」として販売していたといいます。
SNSではこの電話の姿やスマートホンという名称に多くの人が反応。「わぁー何てスマート」「カッコいいじゃん」「時代を先取りしてたのかwww」といった声が寄せられています。一方、現在の「スマートフォン」「スマホ」の言葉が指すものとの違いに、「余りに早過ぎたキラーワード…」「この時期商標登録しとけば今頃は…」と、オルタナティブな未来に思いをはせる人たちもいました。