「大半のジジババはやる気がなくて、偉そうにしてるだけ」
新しいものに付いていけなくなる高齢者のマインドを一刀両断にするおばあちゃんがSNS上で大きな注目を集めている。きっかけになったのは寒椿さん(@k2bk1)の投稿。
寒椿さんの曾祖母にあたる件のおばあちゃんは104歳という超高齢者にもかかわらず新しい物好きで、"高齢者には難関"と言われた新型コロナウイルスワクチン接種の予約や、若者でも難しいオンラインでのスマートフォンの契約プラン変更まで難なくこなしてしまうのだという。
これまでの経験だけに甘んじず、人生に前向きにとりくむスーパーおばあちゃんの存在にSNSユーザー達からは
「素晴らしい…若者の私ですらもう何のやる気も出なくて、何もやらなくなったけど、そういう何にも挑戦する人と私みたいな人では最後全然変わってくるんだろうなあ」
「仰る通りですね!素敵な方!!段々使い勝手良くなってる訳で、機械類苦手なお年寄りって食わず嫌い&面倒臭がりなだけだと思ってます 自分も目指したいですね、この方みたいな100歳」
「うちの祖母102歳。スマホどころか携帯電話をラジオという。もちろん家も黒電話 公衆電話だけつかえるようです。あまりの差にびっくり」
など数々の称賛と驚きのコメントが寄せられている。
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寒椿さんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):曾祖母さんのお人柄についてお聞かせください
寒椿:料理がとても上手く、おしゃべりが好きな方です。またフットワークがとても軽いです。「ちょっと新宿まで行ってくる」と言って外出することもよくあります。ちなみに、スマホは8年ほど前にデビューしました。
中将:8年前にスマホデビューというと早いですね!もっと若いのに今だにガラケーにしがみついてる人も大勢いるのに…。
寒椿:コロナが広まり自粛が呼びかけられていた1年ほど前、曾祖母が友人たちに「みんなスマホに替えてLINE使おうよ」と呼びかけたそうです。そして、曾祖母の友人たちはスマホに替えて、曾祖母が初期設定をしました。曾祖母は、「この機種はここが違うのね」といった違いを色々と見つけていたので、この人は本当に新しいものが好きなんだなと思いました。
中将:周囲にもいい影響を与えておられるんですね。「大半のジジババは…」と聞かれた時のご感想をお聞かせください。
寒椿:100年以上生きている人の言葉はすごく身に染みました。曾祖母から見れば60代や70代の高齢者はまだまだ若者という感覚なんですかね。年齢に関係なく、勉強すること、何かに興味を持つことは大切なんだなと思いました。
中将:ご投稿に対し数々のコメントが寄せられました。今回の反響へのご感想をお聞かせください。
寒椿:まさかここまでいいねをたくさん頂くとは思っていませんでした。人生で初めてツイートがバズったので、いろいろと驚きでいっぱいです。
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【寒椿さん関連情報】
▽Twitterアカウント
https://twitter.com/k2bk1
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新しいものに触れるということは脳を活性化させ、ひいては体の健康にもつながるだろう。寒椿さんの曾祖母さんのご長寿の秘訣もそのあたりにあるのかもしれない。