20代の非正規雇用者400人に聞いた…昨年の本人の年収は「150万円未満」が半数以上に

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企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開する株式会社ジェイックは、全国の20代の非正規雇用者400人(男女それぞれ200人ずつ)を対象とした「昨年の年収に関するアンケート調査」の結果を発表しました。

2022年4月に実施された同調査によると、半数以上の人が昨年の本人の年収を「150万円未満」と回答したそうです。なお、回答者の雇用形態は、契約社員・派遣社員・パート・アルバイト・フリーランス・無職のいずれかとなっています。

はじめに、「昨年の本人の年収」を聞いたところ、「50〜100万円未満」(19.9%)、「100〜150万円未満」(18.9%)、「150〜200万円未満」(18.4%)、「50万円未満」(14.9%)、「200~250万円未満」(13.4%)と続き、「150万円未満」が53.7%と、半数以上を占める結果になったそうです。

また、「昨年の両親の合計年収」については、「200万円未満」(33.3%)、「300〜400万円未満」(14.6%)、「200〜300万円未満」(13.0%)という結果になりました。ただし同設問については、回答者が推測または把握する範囲内での回答も多分に含まれていると考えられるそうです。

なお、日本における1世帯当たりの所得の中央値は437万円(2019年の国民生活基礎調査の概況より)であるため、同調査の20代非正規雇用者の両親の合計年収とは乖離があるといいます。同調査では、あくまで両親の合計年収を聞いており、世帯所得とは異なるものの、数字から見ると、いわゆる“貧困の再生産"が起きている一端が窺えたそうです。

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