「この企業に勤める人と結婚したい」ランキング 「トヨタ」「グーグル」「パナソニック」を超えた1位は

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結婚相手を考えた時、相手の職業はとても大事になってくるポイントですが、実際にどんな企業に勤めていてほしいのでしょうか。全国の20~59歳の男女800人に「結婚相手の勤務先として望む会社」を聞いたところ、1位は「国家公務員」(15.9%)、2位「地方公務員」(14.4%)、3位「トヨタ自動車」(10.5%)という結果になりました。

調査した企業によると、依然として不安定な経済環境が続く中、雇用や収入が「安定」しているイメージの強い公務員に人気が集中している傾向が続いているといいます。一方で、航空運輸業・鉄道業が大幅にランクアップしており、脱マスクや行動制限の緩和が進む中、コロナ禍の影響を大きく受けていた企業に対して、人気回復の兆しが伺えたといいます。

企業の与信管理にかかわるサービスを提供しているリスクモンスター株式会社が2022年5月に聞いた「この企業に勤める人と結婚したいランキング」で、今回が12回目の調査となります。

4位以下のランキングは、4位「グーグル(Google)」(6.9%)、5位「パナソニック」(6.8%)、6位「アップル(Apple)」(6.6%)、7位「ソニー」(6.4%)、8位「任天堂」(5.5%)、9位「サントリー」(5.4%)、10位「伊藤忠商事」(4.4%)と続く結果となりました。

前回の調査と比較したところ、3位の「トヨタ自動車」は公務員を除いた事業会社のランキングとしては、10回連続1位と不動の人気を得ています。また、前回調査からの順位変動としては、「三菱UFJ銀行」(29位→12位)、「カルビー」(29位→15位)、「日本航空(JAL)」(29位→16位)、「武田薬品」(39位→20位)、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(43位→24位)がランクアップしており、行動制限緩和や感染数減少に伴い業績回復が期待される企業が含まれていたそうです。

一方、前回ベスト20にランクインしていた「日本コカ・コーラ」(9位→41位)、「本田技研工業(ホンダ)」(14位→41位)、「キリンビール」(17位→37位)は、ベスト20圏外にランクダウンしていました。

男女別にみると、男性が結婚相手の女性に望む勤務先の1位は「地方公務員」(13.0%)、2位は「国家公務員」(11.8%)、3位「トヨタ自動車」(10.8%)という結果だった一方で、14位「伊藤忠商事」(3.3%)、15位「京セラ」「ソニー・ミュージックエンタテインメント」(いずれも3.0%)は、いずれも前回のランク圏外からベスト20にランクインしており、大幅なランクアップとなっていたそうです。

また、女性が結婚相手の男性に望む勤務先は1位は「国家公務員」(20.0%)、2位「地方公務員」(15.8%)、3位「トヨタ自動車」(10.3%)と続きました。上位8社中7社が共通しており、上位企業は性別を問わず人気を得ている様子が伺えたといいます

重視するポイントは「社員を大切にする」「ワークライフバランス」

次に、「結婚相手の勤務先に対して重視するポイント」については、性別・世代問わず「給与額」(51.0%)が1位となり、以下、2位「雇用形態」(39.3%)、3位「土日休み、有給取得しやすい」(38.3%)といった回答が続きました。前回に引き続き「給与額」が1位となっており、特に「女性」(61.8%)は「男性」(40.3%)よりも21.5ポイント高く、安定した生活を送るため、結婚相手の収入面を重視する傾向が表れたといいます。

また、今回から重視するポイントの選択肢として加えた「土日休み、有給取得しやすい」においては、前回3位の「社員を大切にする」(28.4%)を上回る順位となり、ワークライフバランスも同様に重視されていることがわかったそうです。

女性の方が年収に対するこだわり強く

続いて、「結婚相手に求める最低年収」について聞いたところ、「500万円以上」(15.8%)が最も多く、次いで、2位「600万円以上」(12.9%)、3位「400万円以上」(9.3%)と続きました。

男女別では、男性において「年収は気にしない」(46.8%)が約半数となり、結婚相手に対する年収条件を持っている人は、前回と同様に女性よりも少ない結果となった一方で、女性においては、61.4%が結婚相手に「年収500万円以上」を求めており、男性よりも女性の方が結婚相手の年収に対するこだわりが強い傾向が伺えたといいます。

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調査結果をふまえて同社は「ランキング上位企業に見られる『安定性』や『先進性』、『将来性』のほかに、『余暇や休暇の取り方』といったワークライフバランスを重視する声も表れています。企業にとってこれらの要素をすべて備えることは容易なことではありませんが、いくつかの要素を備えること、またはそれを目指すことは可能だと考えます」と説明。「少しでも多くの企業が『この企業に勤める人と結婚したい』と思われるような魅力のある企業となることを期待します」と述べています。

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