妻の手料理「どれがおいしい?」→夫「一番手間かかってそうな料理を選ぶ」に「間違いない」「率直な意見がいい」と反応が真っ二つに

福尾 こずえ 福尾 こずえ

「奥さんから「どのおかずが1番美味しかった?」と聞かれたら1番手間かかってそうなやつを選ぶことにしてる」と、投稿した、現在奥様と3か月の息子さんを育てるSUBARU(@paparoad_subaru、以下SUBARU)さん。妻の気持ちを思いやる投稿がSNS上で話題に。投稿者のSUBARUさんご夫婦に話を聞きました。

料理を作ってくれる妻を思いやるこの投稿に、反応は2つに分かれました。

一方は…
「これは正解」
「見習います!」
「なるほど!間違いない!」
「正答例ありがとうございます。」
「素晴らしいです。」
「夫婦円満の秘訣ですね😊」
「真理だ、参考にしよう」
「労う事が人間関係では大事ですよね」と称賛の声。

もう一方は…
「変に気を使わず、率直な意見でいいと思います。」
「本心を隠され続けるの、かなしい...」
「作ってる側からすると素直に好みを教えてくれた方が嬉しいです。次のメニューの参考にするので。」
「普通にうまいものをうまいと言えばいい(笑)」
と、相手の反応をうかがいすぎず、正直な意見を推奨する派。

また、「俺はあまり手間のかかってないものこそよく褒めるかもです」との意見も。それは「リピートする料理が簡単だと、相手の負担も減るから」「簡単な方が何時でも何回も作ってあげられる事考えたら、簡単のを選んで欲しいかも…」と、相手を慮るコメントもありました。ただ、あまりにも簡単すぎて「ご飯作る気なくした」というメニューに多かったのは「冷ややっこ」「ウィンナー」「卵かけご飯」「白米」「納豆」でした。

さまざまな意見が飛び交い、言われて嬉しいコメントや相手を思いやる観点は、人それぞれだということがリプ欄から伝わってきます。

この投稿について投稿者のSUBARUさんと奥様にお話を伺いました。

「気を付けていることは大きく4つあります」

――5万を超えるいいねがつきました。

「賛否両論あるからこそこれだけ反響があったのだと思います。また、同じような質問を受けたけど間違った回答をしてしまった旦那さんが多いこともわかったので興味深いです(当然、正解不正解はないですが妻を喜ばせるという意味では不正解)」

――お料理担当は奥様でしょうか?

「はい、基本的に妻が担当です。妻は育休中の会社員、私はフルタイムで働いています。普段の夕食では、ご飯と味噌汁のほかに料理が2、3品並びます」

――奥様から「どのおかずが一番おいしかった?」と聞かれ、SUBARUさんは最初どう感じましたか?

「基本はどれも美味しいので、その中で優劣をつけないといけないから面倒だなと思いました(笑)。「全部美味しい」と答えると考えてない雰囲気が出るのでどれか1つ選ぼうと思ったのですが、どれも同じぐらい美味しかったのでせっかくだから妻が喜ぶ回答にしようと思ってこう発言しました」

――このように発言するようになったきっかけは?

「きっかけは特にないです。ただ、「お母さんの料理で1番好きなのは?」「ウインナー」みたいな会話が世間ではあることを知っていたので、そうならないようにしなければいけないという意識があったと思います。実際この時の妻の反応は“ふーん”ぐらいの感じで、特に喜んでる雰囲気もなかったです」

――実際ご自身が美味しいと思った料理と手の込んだ料理とが違った場合はどうされますか?

「手の込んだ料理の方を選びます。妻の機嫌を良くした方が全体的には良いので。絶対もう一回食べたいレベルで美味しい料理ならその都度言うようにしています」

――SUBARU様もお料理をなさっていますが、奥様にはどのように発言されたらうれしいですか。

「“助かる”と言われると嬉しいです。美味しい料理を作りたい気持ちよりも、妻の家事を手助けしたい気持ちの方が強いので。もちろん美味しい物を作れるように頑張っていますが」

――いろいろ奥様へ配慮されているSUBARUさんですが、今までに奥様の地雷を踏んだことはありますか?

「はい、もちろんあります。子供が産まれて1カ月ぐらいの時、夜泣きがひどかったんですが『子育てが大変なのは当たり前でしょ』と言ってしまい、労いの言葉をかけられなかったことがあります。夜泣き対応は僕もしてるのでこっちもしんどいよという気持ちがあったのだと思います」

――そんなことから、今、奥様に対して意識している気遣いは?

「はい。気を付けていることは大きく4つあります。(1)休みの日に僕の個人的な予定はほぼ入れない(2)仕事からの帰宅時間はかなり正確に伝える(3)数時間だけでも1人になれる時間を作ってあげる(4)僕が泊まりでの出張の際、「息子元気?」と聞くことが多くなってしまいがちなので、意識的に「奥さん元気?」「奥さんご飯何食べた?」など妻への質問をするようにしています」

――続いて奥様に質問です。どのような意図で「どのおかずが一番おいしかった?」と質問されたのでしょうか?

「メニューをリピートするかどうかを決めるために質問しました。夫の答えが一番手間をかけて作った料理だったので、面倒くさかったけど作った甲斐があってよかったなと思いました。やっぱり美味しいと思ってくれたらうれしいので」

――ちなみに、もし返答が「冷ややっこ、ウインナー、納豆」などだった場合どのように感じられるでしょうか?

「作り甲斐がないけどラクだから沢山食卓に登場させようと思います」

ーーそして、お二人に質問です。夫婦円満の秘訣は?

SUBARUさん「細かいことは気にしない。細かいことを指示しない」

奥様「会話を多くすることです。不満なことは笑って話せるうちに伝えておくこと。爆発させないことが大切だと思います」

「今のまま自然体で、一緒にいて心地の良い夫婦でいたい」と言うSUBARUさん。「今回のツイートのように多少気を遣ったりはありますが、基本的にはお互いリラックスして落ち着いた関係性を築けていると思います」と言います。人間関係においてどんなに近しい存在でもお互い気持ちよく過ごすためには、相手の気持ちに寄り添うことが大切なのかもしれません。

◇ ◇

またリプライでは、その他にも「こう返事した方がいい!」と独自のアドバイスもあり、
「全部おいしかったけど、を前につけるともっと嬉しいかも😊」
「~~の作ったやつほんとどれも美味しいから選べないが1番いい」
「そこはどれも凄く美味しいよって言うのが無難な気がする」と、どれも相手のことを考えた言葉ばかりでした。

3カ月になる息子さんの子育てについて、Twitterで投稿しているSUBARUさん。等身大の投稿に、同じ月齢の子どもを持つ親は共感を、先輩パパママはなつかしさを感じるはず。これから子どもを迎えるプレパパ&プレママには参考になるコメントがたくさん投稿されています。ぜひ参考にしてください。

■SUBARUさんTwitter https://twitter.com/paparoad_subaru

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