「夫が仕事を理由に家事育児できないことが許されるのだから、私も仕事を理由に晩ごはん今日は作れなかったが許されて当たり前と考えていいですよね…?」
働きながらの家事育児は、想像以上にエネルギーを消耗します。仕事でクタクタになった帰宅後、献立を考えて、準備して、調理して、を来る日も来る日も繰り返すと、「やりたくない」「作れない」となる日も。でも、そんな気持ちにも罪悪感を持ってしまったり…。
そんな心情を吐露したゆ っ こるんさん(@yukko_s17)のつぶやきには、「全然許されて当たり前。 無理をしてもいいことない」「作れたら作ればいい、無理ならやらなくてもいいって考えでいい」「辛いときは無理しない!できることを無理せずやる、でいい」「手を抜く時は抜いて、次の日に備えた方がパフォーマンスも上がります」など励ましのコメントが続々。
「その為のスーパー・コンビニ各社と出前」「今の時代、お惣菜も栄養たっぷりな 色んな種類がある」「スーパーのお惣菜も、プロが時間と手間をかけて作ってくれてる立派なお料理」とテイクアウトや外食をすすめる声や、
「お母さんが全部やらなければいけないなんて 多くがそう刷り込まれた環境だっただけ」「私の母も「主婦の鏡」のような人で、私も子供が低学年まではその呪いに苦しみました」と罪悪感に共感するコメントも。
ゆ っ こるんさんに、その後の夕食事情を聞きました。
無理せず、罪悪感なく、外部パワーを利用したい
−−何かきっかけがあって、つぶやいたのですか?
「年度末でめちゃくちゃ仕事が忙しくなり、これまで週一以上外食することはなかったのが週三外食へ行ったことで、いろいろ考えてしまって…」
−−7.1万件のいいね!が付きました。
「当たり前だという声が多かったのですが、母親の立場の方の中には罪悪感を感じている人も一定数いました。日本のジェンダーによる家事育児仕事の分担が根強いんだなぁと感じずにはいられませんでした」
−−印象に残っているコメントは?
「同じ働くママの「当たり前よ、うちではこんなの利用しているわよ」と言ったリプはありがたく拝見していました。一方で「共働きなら当たり前」「正社員なら当然」というリプもあり、専業主婦やパートでは許されないんだなぁ、と。専業主婦やパート勤務でも、疲れたら外部パワー利用を大いに許されて欲しいなと思いました」
−−ゆっこるんさんご自身、つぶやき以降は外部パワーを利用される頻度は増えました?
「今まであと一品に惣菜を買って帰ることはありましたが平日に外食はありませんでした…が!これからは外食も取り入れていきたいと思っています」
−−ご家族はどんなリアクションですか?
「夫の母は共働きだったこともあり、私が働くことやそれによって外部パワーを利用することにはどちらかというと賛成してくれているので、「どんどん利用すると良いよ!それで家族が笑顔でいられるなら!」と言った感じです。子どもたちは外食大好きなので大喜びです」
――それなら、良いですね!
「実は、今でも外食や惣菜を買って帰ることに罪悪感を感じています。それは手作り至上主義の母の影響も大きいです。しかし、夫は毎日当たり前のように残業していますし、それによって家事育児できなくても、私は文句を言いません。
だったら、私も仕事を理由に家事育児ができなかったとしても許されるよね…いや許される!そう思った点で腑に落ちたことは大きいです。今は罪悪感に目をつむっていますが、子どもたちが大きくなった時にはそんな罪悪感を抱えず、利用できるものは利用したい。そうすることで、心豊かに生活できる方が良いので。
そのためにも、「疲れることもあるから、無理しない。利用できるものは利用して、家族みんなが笑顔でいることが大切」という思いを、私自身の行動で伝えていきたいと思っています」
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今月から子どもを保育園にあずけて、仕事復帰という女性も多いと思います。また、仕事も育児も家事もギリギリの状態で頑張り続けている人や自分に厳しすぎる人もいるはず。できる範囲で無理しすぎず、頼れるものは思いっきり頼って、自分も含めた家族全員がゴキゲンに過ごせますように!