おなじみのネットスラング「www(草生える)」が近年、子供たちの間で「ダブリュ」と読まれているようだ。
「少し前から気になってたんだけど、小学生同士の会話で『…なんだよね~ダブリュ』と謎の語尾がつくことがあって、?と思いつつもさほど強く意識してなかったが、今日次男が『ダブリュダブリュ』と発言して気がついた。『www』ってことか…!もしや音声読み上げソフトから流行ってるとかそういう…!?」
とその衝撃の事実について紹介したのは日々働く3児の母であるちちかわさん(@emi_haha)。
これまでにも「ワラ」「芝」など様々な読み方のあった「www」だが、まさかそのまま「ダブリュ」と読んでしまうとは……ちちかわさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「wwwww こうならダブリュリュリュリュリュとかって読むのだろうか…?」
「タブリュダブリュからデュクシの進化形か⁉️と思ったらwwでしたか 今、TikTokで流行っている曲も子どもはすぐに覚えて広めますから、大人のネット民の知識と大差はないのかもしれませんね 可愛らしい会話で良かったです」
「うちの甥っ子はそれ『わらわら』って言ってたわ。これは普通なんかな?」
「昔、友達によく『チッ』って言う奴がいたので、ある日、『舌打ちはチッって言ってるんじゃなくて舌打ちした時の音をチッて書いてるんだよ。』って本当の舌打ちをやってみせてあげたのを思い出しました」
など数々の驚きの声が寄せられている
ちちかわさんにお話をうかがってみた。
ーー「ダブリュ」発言を初めて聞いた際のご感想をお聞かせください。
ちちかわ:最初は意味がわからず、というか意味のある用語だとは思っていませんでした。ここ最近、小学生同士の会話の中に何度か出てきてようやく意識した感じです。
ーーお子さんと「ダブリュ」についてなにかお話されましたか?
ちちかわ:「ダブリュって何?」とは質問しましたが、「ん?面白いときダブリュっていうの」程度の回答しかありませんでした。個人的にはおそらく自動音声読み上げによる「w」のことだと推測していますが、うちはSNSや配信動画などを子供が自由に閲覧する環境ではないので、発生源がどこなのか詳細は不明ですが、既に小学校で流行っているのだと思います。少なくともうちの子達は元ネタもわかっておらず、特に嘲笑などの意図はなく単純に「笑える・ウケる」という意味で使っているように感じます。
ーーこれまでの反響についてご感想をお聞かせください。
ちちかわ:ネット用語の「(笑)=wwwww」について引用リツイートなどから察するに、現在は「草」という読み方が主流のようです。ですが親世代の私がネットをよく見ていたのはまだニコニコ動画すらない時代でしたので、それ自体が新しい言葉という印象です。言語文化は流動的で変化が激しいので、何が正しいということでもなく、動画による聴覚情報が優位に立つこれからの時代では、見た目の字面よりも口語として受け継がれていくのだろうなと感じました。
◇ ◇
あと10年もしたら「www」を「草」などと読んでいるほうが古臭いと思われる時代がくるのかもしれない。
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