「世界の食糧危機を救う」と国連機関も太鼓判 河川敷で採ったウチワサボテン 刺身、てんぷら、ステーキなんでもこい!

中将 タカノリ 中将 タカノリ

サボテンの食用がSNS上で大きな注目を集めている。きっかけになったのは愛知県在住のAさんによる

「外来種サボテン取った。日曜日食べる!
こんなのが、普通に生えてるってよく考えるとやばいね。」

という画像投稿。このサボテンは南北アメリカを原産とするウチワサボテン。地域によっては外来種として駆除の対象になっているようだが、メキシコでは「ノパル」と呼ばれ日常的に食用されており、その繁殖力から2017年には国連食糧農業機関が「ウチワサボテンが世界の食糧危機を救う答えになりうる」と声明を発表している。

日本でも愛知県春日井市では市のホームページ等で積極的な食用を呼びかけており、学校給食でサボテンを使ったメニューを取り入れているほどだ。

Aさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは

「テレビで見たけどオクラみたいな感じよな 水分を沢山含んでるので、砂漠で迷ったら迷わずかじろう」
「このサボテンはもう少し待って夏になると実がデカくなり完熟します。スペインとかモロッコでは店でフツーに売ってますよ。冷蔵庫で冷やしてから食べると結構おいしいです。実の表皮に細かなうぶ毛のような「トゲ」が多く生えていますのでティッシュとかで包んでから皮をむきます。種は消化されません。」
「美味しそうですね
①味が染み込みやすいように切れ目を入れる
②バターを入れて中火で表2分裏1分程度焼く
③火をとめて醤油・タバスコ・レモン汁で味付け
これだけの工程で食用のサボテンならステーキができるのでおすすめですよ!是非試してください」

など数々のコメントが寄せられている。Aさんにお話をうかがってみた。

ーーこのサボテンはどのような場所で収穫されたのでしょうか?

A:地元の河川敷一部区間です。他のところには生えていないのに、一部区間のみ生えてました。

ーーサボテンはどのようにお料理されたのでしょうか?味わいのご感想などお聞かせください。

A:刺身、てんぷら、ステーキにしました。刺身は、食感も味もオクラでした。独特な粘りもあり、目をつぶって食べたらどちらかわからないレベルでした。てんぷらは茄子の様な味で、ウリ臭さも感じずスッキリした味わいでした。ステーキは、焼肉のタレを使用したのですが、サボテンから出る旨味と粘りが混ざったのもあって、某バーガー店のてりやきバーガーの様な味わいでした。3つとも共通して言えるには、美味という事です。

ーーこれまでのコメントや反響へのご感想をお聞かせください。

A:僕は思うんですよね。「サボテンは食べられる」という知識は周知されてるのに、みんな実際に食べたことがあるのかと。知ってても、食べたことがない人が多いんではないでしょうか?見た目から絶対に伝わらないと思うんですけど、マジでうまいです!十分可能性のある食材だと思います。知った上で試してみる事の大切さがわかりました。

◇ ◇

サボテンにはごくまれに毒性のある種があるので、自生しているものをそのまま食べるのはおススメしない。ご興味あれば通販などで食用のものを取り寄せてみるといいだろう。

愛知県春日井市ホームページ「サボテンを食べる」:https://www.city.kasugai.lg.jp/shisei/1009248/kanko/cactus/1024777.html

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