「Tigers」ロゴ入り、本物の硬式野球ボールを使った財布が爆誕 商品化した会社社長は大の阪神ファン

山本 智行 山本 智行

 6月に入って快進撃を続けるチームに合わせるかのように阪神タイガース公式オンラインショップ「T-SHOP」などで14日から本物の硬式野球ボールの本革を使用した長財布(1万6500円、税込み)と三つ折り財布(1万1000円、税込み)が同時に限定100個発売された。数あるタイガース財布の中でも白球の革を使用しているのは初めて。球団ロゴは型押しとなっており、さりげないのがまた粋だ。

 交流戦で息を吹き返し、活気づく阪神ファンには、たまらない朗報かもしれない。野球の公式ボールを連想させる赤い縫い目のステッチが入っている人気の革財布。そのタイガース版がついに発売された。

 同ショップでは14日から新商品、新グッズの発売を開始。宮島名物のしゃもじをもじり「勝ちをめしとる」というヒノキでできた縁起物の「阪神勝ち勝ちチャーム」や猛虎カラーをあしらった「TIGERS G-SHOCK2022」などとともに新たにラインナップに加わったのが「ボール革」の財布だ。

 現在4位で3位の広島を追いかける立場としては「勝ちをめしとる」のもいいが、広島名物だけに、少し気が引けるような気がしないでもないが、その点では白球の長財布はストレートにオススメできる。

 原型はすでに東大阪市で革小物を扱う「ナダヤ」から発売され、その遊び心と物語性が野球ファンのハートをつかみ、売れ行き好調という。今回はそのタイガースバージョンで実は今年の2月ごろから商品化の話が進んでいた。熱烈な阪神ファンでもある灘瑛一郎代表取締役社長(34)はこう話す。

 「お話をいただいたときは、興奮しましたよ。祖父母や親の影響で小さいころから甲子園に通っていましたし”よっしゃ!”と思ったものです。私自身は最初、どんな財布にしようかと考えたとき、黄色と黒の猛虎カラーの派手っぽいものを想像したのですが、最終的には、この形に落ちつきました」

 商品化に向け、タイガース側と何度もキャッチボール。コンセプトにしたのは硬式ボールの革をベースに、シンプルさを追求することだった。そこで「Tigers」のロゴも型押しにし、あえて目立たないようにしたという。

 「本革で高級感ある路線で行きましょう、となったんですが、財布を見て、えっ、これ野球のボールの革じゃない?えっ、しかも、タイガースのロゴが?と喜んでもらえればありがたいです」

 今回は2点。ボール革長財布とボール革三つ折り財布で、それぞれ限定100個ずつを販売する。扱うのは阪神タイガース公式オンラインショップ「T-SHOP」で、一部を「チームショップアルプス」でも販売する予定だ。

 もちろん、これらの財布は機能性も抜群だ。何しろ、ナダヤが出しているイタリアンレザーの長財布は2015年から2019年にかけ、楽天市場ランキングの財布部門で年間1位を獲得していたほど。いまでも安定した人気を誇っている。

 「開幕ダッシュに失敗したときはどうなることかと思いましたが、6月に入ってチームは絶好調。もともとチーム力はあったと思いますが、販売を前に勢いがついたのはありがたいです。投打がかみ合っているので、もっともっと上を目指せるはず」と灘代表。白球の財布を持って、白星量産となることを期待していた。

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