家族のタバコ…7割超を超える人が「不快」 「煙が臭い」「衣類や頭髪にタバコのにおいがつく」などの声

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日本では年々非喫煙者が増加しているものの、成人人口の約17%近くが習慣的に喫煙していると報告されています。特に同居家族に喫煙者がいる家庭では、受動喫煙や健康被害を懸念している人もいるかもしれません。同居家族の喫煙に対する実態を調査したところ、約7割の人が同居家族の喫煙習慣を不快に感じていることが分かったそうです。

SOMPOひまわり生命保険株式会社が2022年4月~5月に、喫煙習慣がある家族と同居する非喫煙者1051人(男性:515人、女性:536人)を対象に調査を行ないました。

非喫煙者の禁煙状況について尋ねたところ、「過去に喫煙習慣があった」人は40.7%で、「喫煙習慣がない」人は59.3%でした。性年代別で見ると、過去に喫煙習慣があった40代・50代・60代の男性は、それぞれ61人・71人・87人という結果になり、40代以上の男性の多くは過去に喫煙習慣があったことが分かったそうです。

次に、喫煙習慣がある同居家族が1日に吸う本数について尋ねたところ、「わからない」が35.0%と最も多く、続いて「10本以下(30.5%)」、「11本~20本(28.4%)」という結果に。

また、喫煙場所について尋ねたところ、「家の中で喫煙(336件)」、「ドアを閉めて戸外で喫煙(314件)」、「台所の換気扇の下で喫煙(173件)」といった回答があったそうです。

さらに、喫煙習慣がある同居家族に対して不快に感じたことはあるか尋ねたところ、73.1%の人が「不快に感じたことがある」と答え、「不快に感じたことはない」と答えた人は26.9%でした。同居家族の喫煙に不快を感じた性年代別の内訳を見ると、男性では20代(76人)、30代(70人)、40代(66人)、50代(59人)、60代(61人)だったのに対し、女性では20代(78人)、30代(87人)、40代(91人)、50代(92人)、60代(88人)という結果となりました。男性よりも女性、また、年齢が高いほどたばこに対して不快に感じる傾向が高いことが分かったそうです。

また、具体的に不快に感じる理由を聞いたところ、「煙が臭い(671件)」、「衣類や頭髪にタバコのにおいがつく(419件)」、「室内の壁などが汚れる(298件)」、「口臭がする(242件)」といった答えが返ってきました。

喫煙習慣がある同居家族に、禁煙してほしいと思うか尋ねたところ、80.5%が「禁煙してほしいと思う」と答えました。性年代別に見ると、30代の男女比で82人対96人、40代の男女比で75人対93人といったように、全世代にわたって女性のほうが禁煙してほしいという意向が高いことが分かったそうです。

禁煙を望む理由については、「喫煙者の健康面が心配(657件)」や「家の中のにおいが気になる(403件)」、「自分への健康被害が心配(380件)」といったことを挙げられたそうです。

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【出典】
▽SOMPOひまわり生命保険株式会社
https://www.himawari-life.co.jp/

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