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いじめに悩む中学生「整形すれば救われる?」カウンセラーの忘れられない言葉【漫画】

海川 まこと 海川 まこと

年齢や性別を問わず、多くの人が一度は自分の容姿に不満を抱き、ため息をついたことがあるでしょう。とりわけ多感な思春期には、苦しさはより切実なものになります。元美容カウンセラーのうみの韻花さんが描いた漫画『整形してもいじめが無くならなかったので努力して周りを見返した話』が、大きな話題を呼んでいます。

物語はある日の美容クリニックで、中学生の松田が落ち着かない様子で椅子に座っているところから始まります。担当したカウンセラーの女性が「緊張している?」と優しく声をかけると、松田は思わず「お姉さんがキレイだから」と本音を漏らします。

そんな彼女に対し、カウンセラーは秘密を明かしました。彼女は「実は私も整形してるんだ」と、自身の過去の写真を見せたのです。今と全く異なる容姿に驚く松田に、カウンセラーは自身の中学時代を語り始めます。

当時彼女は「目つきが悪い」「睨むな」と心ない言葉を浴びせられていました。そしてその言葉に耐えきれず、二重まぶたの整形手術を受けた事実を話します。しかし、外見の悪口は止まったものの、いじめそのものはなくならなかったと言います。

そのとき彼女は、整形だけではいじめの根本的な解決にはならないということを悟ります。そして、そこから本当の意味での「自分磨き」を始めました。人に好かれる笑顔を研究し、言葉遣いや立ち振る舞いを学び、内面やスキルを磨いて「自分の武器」を1つずつ増やしていったのです。

その話を聞いた松田は、自分もいじめられていることや「友達が整形で可愛くなって人気者になったから、見た目がすべてだと思ってた」と、溜め込んでいた思いを吐露します。いじめられる現状を打破したいという一心だった彼女に、カウンセラーは「あなたの魅力をこれから一緒に作っていこう」と力強い言葉を贈ったのでした。

同作について、作者のうみの韻花さんに詳しく話を聞きました。

「自分の足で人生を選択していく」大切さ

ー中学生が美容整形をすることに否定的な意見もあるかと思いますが、登場人物を中学生にした理由はありますか?

実は、読者の方から募集した体験談の中に、現在高校生の方から寄せられた「中学入学のタイミングで、友人が二重埋没手術をして登校してきた」というエピソードがあったことがきっかけです。多感な時期に直面するリアルな変化を描きたいと考え、中学生を主人公に据えました。

ー外見を変えるだけではダメという内容を美容整形のカウンセリングで描いたのはなぜだったのでしょうか?

10代の美容整形が増えている昨今だからこそ、外見だけにとらわれず、自分の持つ「あらゆる可能性」に目を向けて視野を広げてほしいという願いを込めました。美容整形はあくまで、前を向くための選択肢の一つです。後悔のないよう慎重に判断してほしいという、美容カウンセラーとしての「良心」をあの場面に託しています。

ーこちらの作品を通じて、一番伝えたいことは?

外見だけにとらわれず、「自分自身の価値を多角的に見つめてほしい」ということです。多感な時期は、どうしても鏡に映る姿が世界のすべてだと思いがちです。しかし、整形という手段で外見を変えたとしても、それだけで心の問題がすべて解決するわけではありません。

コンプレックスとどう向き合い、どのような自分になりたいのか。安易に流行に流されるのではなく、自分の足で人生を選択していく大切さを、この物語を通じて感じていただければうれしいです。

こちらの作品はKindleインディーズにて全編無料で公開しております。続きはKindleでぜひチェックしてみてください!

<うみの韻花さん関連情報>
▽電子書籍「友達が整形で中学デビューした話」(Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0GCRZD38Y
▽X(旧Twitter)
https://x.com/umino_otoka

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