ダンス講師による"体型維持のススメ"がSNS上で大きな注目を集めている。
「『ダンスの先生だから体型維持できるんでしょ』と言われるけどね。過去10年で3人産んだし、ここ1年は仕事は週1以下。それでもスタイルキープできるのは、外でも家でも姿勢を整えて、水を常に持ち歩いて、バランス重視の食事をしてるから。身体作りは習慣がすべて。あか抜けたいなら、私をパクってみて」
と自身を例にその秘訣を紹介したのはちぴさん(@chipi_little)。
一般の人は「ダンスやスポーツをすれば体型維持できる」と短絡的に考えてしまいがちだが、実際はそんなに甘いものではない。特に出産を経たり年齢を重ねて代謝が落ちてくると、意識的に対策しなければ体型はいとも簡単に崩れてしまうものだ。
ちぴさんの投稿に対しSNSユーザー達からは
「ちぴさん、お子さん3人でスタイルキープ…!カッコ良すぎます…!結果を出している人がいたら言い訳できないですね🤣」
「昨日、ラーメン大盛にスープ+娘が食べきれなかった麺まで美味しく食べたら、体重が今月最高値をマークしているのでパクらせていただきます」
「僕はダンス10年やってるけど太ってるし😭体型がいい人は普段からきちんと生活できてる人ですね😌✨」
など数々の共感と称賛のコメントが寄せられている。
ちぴさんにお話をうかがってみた。
ーーちぴさんが積極的に体型維持の対策をされるようになった時期やいきさつをお聞かせください。
ちぴ:6年前、2人の子供を育てる専業主婦からダンス講師になろうと決意した頃だと思います。職業柄、人から見られる仕事であり、かつ憧れられる存在になることも講師として必要な要素です。出産を2回繰り返した後だったので、また動ける体を作っていこうと決心しました。
からだのケアへの意識が高まったのは3年前、第三子を妊娠中に「妊娠糖尿病」の診断を受けたときです。それまで食べるものに関してあまり深く考えたことがほとんどありませんでした。糖質制限をきっかけに、自然と体と食について勉強する機会が増えました。
出産後、またダンス講師の仕事を再開するにあたり、体に関する知識をもっと深めたいと思い、筋肉や骨、中医学、薬膳などを勉強し、日常にも取り入れるようになりました。
ーー体型維持にオススメの姿勢や食事などの習慣についてあらためてお聞かせください。
ちぴ:姿勢については「背骨と骨盤」がポイントだと思っています。背骨をゆるやかに地面と垂直に引き伸ばす。骨盤は傾けず、直立させる。これを意識すると、自然と背中、お腹、お尻、脚など、比較的大きな筋肉を使うことになります。
今挙げたような大きな筋肉を、姿勢を整えることによって普段から使うクセがつくと、年齢を重ねても老いないからだを作ることが可能だと思っています。
食事習慣については、私はとにかく朝にお米とお味噌汁をいただくことにしています。水は1日中こまめにとり、間食は本当にお腹がすいている時だけにしています。
また、妊娠糖尿病の経験から、野菜、肉や魚、糖質の順に食べることも、自然と身についた気がします。
ーーこれまでのコメントや反響へのご感想をお聞かせください。
ちぴ:私は日々、姿勢や体を美しく保つことについて発信していますが、反響を見るに、実際に姿勢を意識して生活している方はとても少なく、中には自分の体への関心が薄く、自分のことを後回しにしてしまっている方も多くいらっしゃると感じます。
体は一生付き合うものです。日々のちょっとした心がけでとても心地よく過ごせるし、自分の体をちゃんと見てケアすることで、もっと自分を好きになれる。そんなメッセージを、これからも伝えていきたいと思っています。
◇ ◇
健康的な生活習慣を身に付け、体型を保つことは精神的な安定にもつながる。
今回の話題を提供してくれたちぴさんはSNSを通して日々、健康や美容に役立つ情報を発信。ダンスのオンラインレッスンも開催しているので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
ちぴさん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/chipi_little